腸内細菌が認知症の原因になる
脳の病気である認知症と、人の腸に生息する腸内細菌がなぜ関連するのか?
不思議に思われるかもしれません。
腸内フローラ(腸内細菌叢)が、アルツハイマー型の認知症の発症や進行に深く関わっていることがわかってきました。
認知機能の低下に、悪玉菌は拍車をかけ、善玉菌は進行を抑制するのです。
認知症の予防には、善玉菌を増やす食事や、便秘にならないようにするなど、腸内環境を整えることが重要です。
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脳の病気である認知症と、人の腸に生息する腸内細菌がなぜ関連するのか?
不思議に思われるかもしれません。
腸内フローラ(腸内細菌叢)が、アルツハイマー型の認知症の発症や進行に深く関わっていることがわかってきました。
認知機能の低下に、悪玉菌は拍車をかけ、善玉菌は進行を抑制するのです。
認知症の予防には、善玉菌を増やす食事や、便秘にならないようにするなど、腸内環境を整えることが重要です。
人の体は、成人で約37兆個の細胞により身体が構成されています。
この細胞一つ一つの中には核が存在していて、染色体と呼ばれるDNAの束が収められています。
染色体の末端部分にあるのがテロメアです。
このテロメアが、老化や病気に関連する健康寿命、そして見た目の若さに大きく影響をしています。
動脈硬化、またはアテローム性動脈硬化症は、心臓病の主な原因となっています。
動脈硬化は、カルシウムが血管の弾性壁に沈着することによって引き起こされ、動脈が狭くなり、硬くなり、血流を妨げます。
これは加齢とともに起こるプロセスで、糖尿病や腎臓病を患っている患者ではさらに悪化します。
高血圧、そして最終的には命にかかわる心臓発作を引き起こす可能性があります。認知症や脳卒中に関連しています。
ファスティングと断食には、様々なメリットがあります。
細胞レベルおよび分子レベルで、いくつかのことが体に起こります。
期待できる効果は
など様々です。
ただし効果には個人差があります。
また正しいやり方でおこなわないと危険ですので注意してください。
脳細胞(神経細胞)は大人になっても増える?
答えはYES!
再生に必要な神経幹細胞がないから、増えないと思われていました。
しかし脳の海馬において、成人の脳の新しい神経細胞を生成していることがわかりました。
海馬は、学習や記憶に重要で、気分や感情に関与しています。
この海馬では毎日700個の新しい神経細胞が作られていると推定されています。
腸は「第2の脳」と呼ばれるように、腸には1億個もの脳細胞が存在しています。
脳からの信号なしに、独自の神経系により機能することができます。
脳と腸、腸内細菌は、お互いに影響を及ぼす関係にあります。
日本の高血圧有病者数は男性2,300万人、女性2,000万人と男女ともに多く、合わせて推定4,300万人が高血圧です。
日本の人口1億2400万人の3人に1人が高血圧です。高血圧は様々な病気と関わっていています。
脳卒中、心筋梗塞、心不全などの循環器疾患による死亡の最大の原因になっています。腎臓病や認知症にもなりやすくなります。
高血圧による脳卒中の増加から、その後遺症とともに要介護の大きな原因になっていたり、国民医療費の増加にも関連しています。
ただし高血圧だからといって、すぐに降圧剤(血圧を下げる薬)に頼らないでください。薬には副作用があります。
血圧が高い原因の大半は、生活習慣にあります。
まずは生活習慣を見直して、改善しましょう!
高血圧は、世界で死亡した最大の個人的リスクで、2013年に世界中で1040万人が死亡しました。
高血圧が原因で死亡した人は、死亡した全体の5人に1人にもおよぶ割合です。
高血圧が死亡率に与える影響は、1990年から2013年の間に男性で約59%、女性で約40%増加しました。
2013年、男女ともに世界で最も多い死亡者数に関連するリスクのランキングです。
砂糖は過剰摂取により、健康への影響や、様々な病気を引き起こす原因となっているという意見があります。
レスベラトロールは、ブドウ、ブルベリー、クランベリー等のベリー類やワインに含まれ、抗がん性やアンチエイジングの効果があるとされています。
レスベラトロールは、寿命延長作用の研究が、酵母、線虫、ハエ、魚類で報告され、2006年に「Nature」でヒトと同じ哺乳類であるマウスの寿命を延長させるとの成果が発表され、種を超えた寿命延長作用として、大きな注目を集めました。
マウスなどのモデル生物・実験動物を用いた研究では、
などの効果が報告されています。
EPAはエイコサペンタエン酸の略称で、ニシンやサバ、サケ、イワシなど青魚などの魚介類に多く含まれる脂肪(油)です。
「血液をサラサラにする」ことで、血液の流れを良くします。
血流が良くなると、細胞へ酸素や栄養素をスムーズに運ぶことができ、老廃物を外に出すこともできます。
EPAを利用した研究で、作用の解明は不十分や解明されていない作用もありますが、様々な効果があると報告されています。
DHAはドコサヘキサエン酸の略称で、サバやイワシ、サンマなどの青魚など魚介類に多く含まれる脂肪(油)です。
「魚を食べると頭が良くなる」と言われるのは、魚にDHAが豊富に含まれているからです。
DHAを利用した研究で、作用の解明は不十分や解明されていない作用もありますが、様々な効果があると報告されています。
「世界の長寿の故郷」、「世界で一番長生きが多い里」と呼ばれる中国・広西 チワン族自治区・巴馬(バーマ)。
香港の西、中国の南部でベトナムとの国境に近く、山々に囲まれた閉鎖的な場所にあります。
人口が27万人ほどで、チワン族、ヤオ族、漢民族など12の民族が集まって生活しています。
そのうち100歳以上のお年よりは81人で、100歳を超える人の比例から見ると、巴馬が世界で最も高いのです。
「巴盘屯」と言う村には515人住んでいますが、100歳を越えた人は7人います。
人口1万人当たりで計算すると136人になり、この割合はユネスコが設けた長寿地域の基準の約170倍です!
しかも認知症や寝たきりの人が1人もいない。みんな現役で働いています。
病院がなく、実際に医者いらずな人がほとんどだという。
何を食べたらこの村の人達のように、健康で長生きできるのでしょうか?
オリーブの果実をすりつぶして、果汁から採油する植物油が、オリーブオイルです。
オリーブ栽培とオリーブオイル発祥の地は地中海沿岸で、紀元前3500年以上も前からオリーブオイルは使用されています。
風土や苗・製造方法、生産者の嗜好などにより、色や味に個性が出ます。
若い実を絞ったものは、葉緑素が残り緑色になり、苦みが強くなります。
オリーブのよく育つ環境は、ワイン用のブドウ(特にシラーやカベルネ種)が育つ環境と非常に似ています。
オリーブオイルをたっぷりと使った地中海食に、ワインが合いますね。
イタリア、ギリシャ、スペインなどの地中海沿岸の国々の人が食べている伝統的な料理である「地中海食」。
地中海食は、「記憶能力」および「健康」に対する良好な研究結果が繰り返し報告されています。
地中海沿岸諸国では、心臓の病気がある人の割合が少なく、地中海食が疾患の予防や症状の改善に良いと言われています。
イギリスやドイツ、北欧などに比べて、狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患が少ないのです。
そこで、地中海沿岸諸国の伝統的な食事法が「地中海式ダイエット」として注目されました。
2013年に国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)は、地中海食を無形文化遺産として登録しています。
2015年の「ランセット」誌に 掲載された論文によると
という、興味深い事実があります。
なぜ男性よりも女性の方が長生きなのか?
この要因こそ長寿の秘訣かもしれません。
心理学者で、ハーバード大学の心理学教授スーザン・ピンカーの研究をみてみましょう。
あなたは年を取るのは嫌ですか?
「歳を取ること」の捉える方で寿命が変わったという驚きの調査結果が出ています。
イェール大学の研究で、20年にわたって中年の男女を調査をしました。
年齢を重ねることを「ポジティブに捉えている人たち」は、「ネガティブに捉えている人たち」よりも、平均寿命が7.6年長かったのです。
DHEAは、デヒドロエピアンドロステロンの略称で、副腎や性腺で産生される男性ホルモンの一種です。
生体内でコレステロールを原料として生合成される性ステロイドホルモンであり、男女問わず体内に豊富に存在します。
血液中を流れていますが、20代をピークに血中濃度は徐々に低下していく、年齢とともに減少していくホルモンです。
老化プロセスを遅らせたり止めたり、あるいは若返らせる「若返りホルモン」や「長寿ホルモン」などと言われ、アンチエイジングや生活習慣病予防の観点からも注目を集めています。
DHEAは、若返りホルモンとも呼ばれ、筋力を保ったり、動脈硬化や脂質異常症を改善する働きがあります。
体の中で炎症を抑えたり、インスリンの働きを助けて糖尿病になるのを防ぐなど、様々な働きを持つホルモンです。
DHEAを増やすことで、以下の症状に効果があるとされています。
微小循環とは、身体の隅々まで血液を循環させる血液の流れです。
全身の細胞へ、生きていくために必要な酸素と栄養素、水分を届け、いらなくなった二酸化炭素や老廃物を運び出します。
つまり細胞にとって不可欠なのです。
身体には太い血管だけでなく、足の先にいたるまで、細かい血管(毛細血管)がびっしり張り巡らされ、その全長はおよそ10万km!
血管内の血液の流れが滞ってしまうと細胞は、酸素と栄養素、水分が足りなくなり、活動できなくなります。
不要な二酸化炭素や老廃物を運び出すこともできません。
血行を良くして全身の血の巡りを良くすること、つまり微小循環が正しく機能することは、体を健康に保つために非常に重要なのです。
しかし毛細血管の劣化によって血液の流れが悪くなり、栄養が運べなくなった部分は細胞が死に、毛細血管が消えてしまいます。
微小循環を良好に保つためにはどうすればいいでしょうか?
細胞が自分を食べる・・・
ギリシャ語でauto-は「自分自身」を表す接頭語、phagyは「食べること」です。
オートファジー(自食作用)と命名された現象は、細胞が自身の中にあるタンパク質を食べて、アミノ酸に分解しています。
飢餓状態を生き抜くために自己消化することで栄養源を確保する、また細胞内を浄化するリサイクルシステムです。