健康ライフGame

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ホルモン

体の状態を良くする:成長ホルモン

成長ホルモンは、小児期には名前の通りに身長を伸ばす「骨や筋肉の成長を促進させる成長に関する作用」があります。

大人になってからは、筋肉や骨や皮膚を強くして体を良質に維持する「傷の治癒や肌の新陳代謝を促す代謝をコントロールする作用」があります。

痩せホルモン:レプチン

レプチンは脂肪細胞によって作り出される、食欲と代謝の調節をおこなうホルモン。

ギリシャ語で『痩せる』を意味する「leptos」から命名された「leptin」は、肥満の抑制や体重増加の制御の役割を果たします。

若返りホルモン:DHEA

DHEAは、デヒドロエピアンドロステロンの略称で、副腎や性腺で産生される男性ホルモンの一種です。

生体内でコレステロールを原料として生合成される性ステロイドホルモンであり、男女問わず体内に豊富に存在します。

血液中を流れていますが、20代をピークに血中濃度は徐々に低下していく、年齢とともに減少していくホルモンです。

老化プロセスを遅らせたり止めたり、あるいは若返らせる「若返りホルモン」や「長寿ホルモン」などと言われ、アンチエイジングや生活習慣病予防の観点からも注目を集めています。

DHEAの作用

DHEAは、若返りホルモンとも呼ばれ、筋力を保ったり、動脈硬化や脂質異常症を改善する働きがあります。

体の中で炎症を抑えたり、インスリンの働きを助けて糖尿病になるのを防ぐなど、様々な働きを持つホルモンです。

DHEAを増やすことで、以下の症状に効果があるとされています。

  • 副腎疲労
  • 循環器病
  • 糖尿病
  • 高コレステロール症
  • 肥満
  • 合併性硬化症
  • パーキンソン病
  • アルツハイマー症
  • 免疫不全症
  • うつ病
  • 骨粗鬆症

幸せホルモン:オキシトシンで幸せになる

オキシトシン(Oxytocin)は、幸せホルモンと呼ばれますが、他にも数々の呼ばれ方をしているホルモンです。

  • 抱擁ホルモン
  • 愛情ホルモン
  • 恋愛ホルモン
  • 信頼ホルモン
  • 絆ホルモン
  • 思いやりホルモン
  • 癒しホルモン
  • 母乳ホルモン

呼ばれ方の通り、ホルモンを分泌すると、愛情や信頼などの感情を呼び起こします。共感力を高め社会性を強化するのです。

触れ合う、スキンシップ、ハグしたときなどに、ホルモンが出ますので抱擁や恋愛ホルモンと呼ばれます。

幸せホルモンが影響する人間関係

性別が違うと家庭、仕事、お金に対しての考え方に開きがあるため、恋人と別れたり、離婚の原因となります。

異性間でオキシトシンの分泌を増やすことは、愛情や信頼関係を築き、関係を保つために特に重要なことです。

男女間だけではなく、同性や家族、ペットとの触れ合いでもオキシトシンが出ます。

集団生活や社会的行動など、人のつながりに大きな影響があります。

幸福ホルモン:セロトニン

「幸せホルモン」や「幸福ホルモン」とも呼ばれるセロトニンは、脳内で働く神経伝達物質のひとつです。

ドーパミン(快感をもたらす)やノルアドレナリン(積極性を高める)などをコントロールして、感情や精神の安定に深く関わっています。

また、セロトニンは精神面だけではなく、消化や排便、体温調節など、体の様々な働きに関わっています。

睡眠、生体リズム調節、脳の覚醒に関わり、メラトニンとは逆に昼に多く分泌され、夜は分泌量が低下します。

またホルモンとしても働き、消化器系や気分、睡眠覚醒周期、心血管系、痛みの認知、食欲などを制御しています。