健康ライフGame

あなただけのストーリーをデザインする道具箱

1章 身体

筋肉をつける

筋肉は体を動かすために欠かせないものですが、他にも生きるために様々な役割を果たしています。

筋肉量は使っていないと減り、年齢とともに減っていく傾向ですが、鍛えれば何歳でも増やすことができます。

筋肉を増やすことによって、どのような効果が期待できるでしょうか?

便秘を改善する!

心地よい排便ができていますか?

便秘は万病の元」と言われるように
便秘を放置しておくのは非常に危険です。

便秘により毒素が体内に滞ってしまうので、
体に様々な悪影響が現れます。

ごみ箱のゴミを捨てる

ごみ箱に生ゴミが溜まっているのに
ごみ捨てができていない状態を
イメージしてみてください。

増えていくだけでなく、
ゴミが腐敗したり、
悪臭が漂ったり、、、

肌荒れ・体臭・ガス・・

大腸に便が滞留すると、
病気の原因となるだけではなく、
腸がキレイな人は、肌もキレイと言われるのと逆で、
便秘は肌荒れの原因となります。

腸内に毒素がたまることにより
体臭が発生します。
腐敗によりガスが発生します。

便秘の原因を絶ち、解消しましょう!

では、便秘になる原因は、解決策は?

糖質が足りない:糖新生

体のエネルギー源として重要な糖質。糖質を摂りすぎると体脂肪として太りますが、糖質が不足すると体はどうなるでしょう?

糖の不足が筋肉を減らす

体から糖が不足すると、生命を維持するのに必要な糖不足を補うために、糖質以外からエネルギー源となるブドウ糖(グルコース)を生産します。この経路を糖新生と呼びます。

ブドウ糖の不足を補うため、食べたタンパク質や体の筋肉を分解してアミノ酸をつくり、糖原性アミノ酸から糖新生が起こります。

太りやすくなる

筋肉の分解により体の筋肉量が減ると、新陳代謝が減り、日々使っているエネルギーの量が減ります。

これは太りやすい体になると言えます。ダイエット後にリバウンドする原因ですね。

また筋肉の役割は体にとって非常に大切です。筋肉を減らすことはできるだけ避けましょう。

では、糖新生をおこさないためにはどうすればよいでしょうか?

エネルギー工場:ミトコンドリア

休んでも日々の疲れがとれない、歳をとって無理ができなくなった、そんなことを感じていませんか?

原因は体のエネルギー不足

「最近、疲れやすい・・・」
「休んでも疲れがとれない・・・」
「昔に比べて体力がなくなった」
「体に無理がきかない」

その原因は、体のエネルギーの源が減っているのかもしれません。
エネルギーの源を作れる量が減っているかもしれません。

作るエネルギー量を増やすことができれば、スタミナがアップします!
活力や持久力を向上させることができます!

では、どうすればエネルギー量を増やすことができるでしょうか?

腸内細菌(腸内フローラ)

腸内には、約3万種類100兆~1000兆個という膨大な数の細菌が生息していて、腸内細菌の重量の1.5kg~2kgになります。

人の細胞の数は37兆個なので、腸内だけで人の細胞の数の3倍~30倍もの細菌が生息しています。

腸の内面を広げるとテニスコート1面分にも相当し、さながら花畑のように細菌類が生息していることから
腸内フローラ」(フローラ=花畑)
または
腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)」(叢=草むら)
と呼ばれています。

「腸は第2の脳」と呼ばれるように、この腸内細菌叢が体だけではなく精神にも影響することがわかっています。

また腸内細菌は免疫に大きく影響を与えます。
「便秘は万病の元」と言われ、
便秘が腸内細菌叢に、
腸内細菌叢が便秘に、
相互に影響して、悪化すると心身の病気の原因となります。

これはつまり理想的な腸内細菌叢になれば
病気になりにくい体や
より幸せを感じることができます。

理想的な腸内細菌叢を作るにはどうしたらよいでしょうか?

口に入れただけでは栄養を吸収できない

食べる物に気を付けている人でも、食べ方に気を付けている人は少ないのではないのでしょうか。

口に入れば同じ?

口から食べ物・飲み物を体の中に入れますが、そのまま体に吸収されるわけではありません。

食物を胃で溶かし、腸で分解して、栄養を吸収することで、全身に栄養を巡らせることができます。

消化・吸収がしっかりできないと、体の栄養になりません。
消化器官がしっかり機能しないと。

「口に入れば同じ」とはならないのです。

栄養を摂るために

健康になるために、健康食品を食べる人は多いですね。

栄養成分表示をチェックしたり、サプリメントカプセルを飲んで、栄養を摂ろうとしている人もいるかと思います。

しかしながら繰り返しになりますが、食べたものがそのまま吸収されるわけではありません。

健康食品を食べたから、サプリメントを飲んだから、栄養が十分に摂れていると考えるのは危険です。

人は口から摂取された食物を、そのままの形では体内に吸収することができないのです。

そのため消化する、食物を吸収できる栄養素にまで分解することが必要です。

では、しっかりと分解するために、栄養を吸収するために、気を付けるべき食べ方とは?

第2の脳:腸内細菌による脳への影響

腸は「第2の脳」と呼ばれるように、腸には1億個もの脳細胞が存在しています。

脳からの信号なしに、独自の神経系により機能することができます。

脳と腸、腸内細菌は、お互いに影響を及ぼす関係にあります。

新しい脳細胞を増やす:ニューロン新生

脳細胞(神経細胞)は大人になっても増える?

答えはYES!

再生に必要な神経幹細胞がないから、増えないと思われていました。

しかし脳の海馬において、成人の脳の新しい神経細胞を生成していることがわかりました。

海馬は、学習や記憶に重要で、気分や感情に関与しています。

この海馬では毎日700個の新しい神経細胞が作られていると推定されています。

温活は必要なのか?

平熱が低い低体温ですと、免疫力が低くなります。

そうすると病気にかかりやすく、治りも遅くなります。

そこで、
「体を冷やさないようにしましょう」
「平熱が上がるように温活をしましょう」
といった内容を見かけます。

この考え方ですと
「体温が高い方が健康」
となります。

では体温(平熱)が低いほど長生きなのでしょうか?

人間の寿命

100歳以上人口は、48年連続増!

日本において、2018年9月15日時点の100歳以上人口は、6万9785人となりました。

100歳以上人口の増加は48年連続。100歳以上人口は圧倒的に女性が多く、全体の88.1%を占めました。

老人福祉法が制定された1963年には、100歳以上の高齢者は全国で153人でした。

1981年に1000人を突破、1998年に1万人を突破し、その後も右肩上がりに増え続けています。

現在「世界最高齢」および「世界最高齢の女性」は、日本人です。

福岡市在住の116歳の田中 カ子(かね)さん(生誕1903年1月2日)。

「世界最高齢の男性」は、同じく日本人の北海道足寄町在住の113歳、野中 正造さん(生誕1905年7月25日)でしたが、2019年1月20日に亡くなりました(113歳179日没)。