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便秘を改善する!

心地よい排便ができていますか?

便秘は万病の元」と言われるように
便秘を放置しておくのは非常に危険です。

便秘により毒素が体内に滞ってしまうので、
体に様々な悪影響が現れます。

ごみ箱のゴミを捨てる

ごみ箱に生ゴミが溜まっているのに
ごみ捨てができていない状態を
イメージしてみてください。

増えていくだけでなく、
ゴミが腐敗したり、
悪臭が漂ったり、、、

肌荒れ・体臭・ガス・・

大腸に便が滞留すると、
病気の原因となるだけではなく、
腸がキレイな人は、肌もキレイと言われるのと逆で、
便秘は肌荒れの原因となります。

腸内に毒素がたまることにより
体臭が発生します。
腐敗によりガスが発生します。

便秘の原因を絶ち、解消しましょう!

では、便秘になる原因は、解決策は?

便秘による悪影響

便秘は「第二の脳」とも呼ばれる「腸」に排泄物が溜まってしまっています。

腸は食べたものを消化、吸収する働きがあり、便秘は食べたものの栄養の吸収に悪影響します。

便秘によるリスク

  • 大腸ガン、大腸ポリープ
  • 高血圧
  • じんま疹、アトピー
  • 喘息
  • 冷え性
  • 肩こり
  • 体臭・口臭
  • 便やオナラの悪臭
  • 肌荒れ・吹き出物
  • 免疫力が低下して風邪をひきやすくなる
  • 腸内環境が悪化(悪玉菌が増える)
  • 肥満・むくみ

自分は便秘なの?

便秘の基準は曖昧ですが、1週間の便の回数が3回未満の人は便秘です。

しかし回数が多くても、便が「硬い」、「下痢」、「すっきり出た感じがない」などの状態も便秘と言えます。

便秘の傾向

  • 硬い便が出る
  • 便が小さい
  • トイレで排泄に時間がかかる
  • 力まないと出ない
  • 下痢が続く
  • 便やオナラが臭い
  • おなかが張る
  • 食後、下腹がポッコリ出る
  • 肌荒れ、顔色が悪い

理想的な便

いわゆるバナナうんちが健康的な便です。

  • 量:1日にバナナ2本分くらい
  • 形:バナナの形をした一本糞
  • 色:明るい黄色~黄褐色
  • 臭い:甘酸っぱい臭い
  • 重さ:軽く水に浮く
  • 硬さ:力まずにスルッと出る

食べたものによっても変わりますので目安としてください。

肉などタンパク質をよく食べる人は、悪玉菌が多くなり、黒っぽく、臭くなります。

野菜やフルーツ、発酵食品をよく食べる人は、善玉菌が多くなり、茶色から黄色っぽく、つんとした酸っぱい匂いになります。

便秘を解消する!

便秘の原因となる食事内容と生活習慣です。ただし変えたからといって、すぐに改善するものではありません。

体の中、腸内に生息する腸内細菌が大きく関わっていて、腸内フローラが変わっていくのに長い期間が必要です。

食事・水分

理想的な便を構成する成分は、80%が「水分」で、残りの20%は多い順に「はがれた腸粘膜」、「腸内細菌の死骸」、「食べカス」です。

便秘の人はまず体に水分が足りているか考えてみてください。

  • 水分を十分に摂る(1日に1.5リットル以上)
  • 温かい水(白湯)やお茶を小まめに飲む
  • 野菜や果物、海藻をしっかりと食べる
    (水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をバランス良く摂る)
  • 発酵食品を食べる
  • 甘いもの(砂糖)を食べ過ぎない
  • 肉を食べ過ぎない

トイレの習慣

  • 朝はゆったりトイレに入れる時間を作る
  • トイレタイムにスルッと出やすい姿勢や力み方を工夫する
  • 便意があるときに我慢しない

腸を刺激する

  • 押し出す力(腹筋)をつける
  • 腸をマッサージする
    (指でへその周りを、手のひらでお腹全体をのの字を書くように軽く押していく)
  • 腹式呼吸をする
  • 適度な運動をする

蠕動(ぜんどう)運動を促す

  • 体を冷えから守る・お腹を温める
    (腹巻やカイロ、温灸など)
  • リラックスして副交感神経を活性化する
  • 半身浴をする
  • ストレスををためない
  • 睡眠を十分に摂る

腸の働き

「第二の脳」とも呼ばれる「腸」は様々な働きをしています。

  • 消化:
    食べ物の最終消化と腸内細菌が分解する。
  • 吸収:
    分解された栄養素や水分を吸収する。
  • 排泄:
    蠕動運動により不要な老廃物と毒素を便として排泄する。
  • 免疫:
    免疫細胞が集中していて常に病原菌や有害物質などから守っている。
  • 分泌:
    安心感につながる物質「セロトニン」を生成する。

腸活

お湯、白湯を飲む

水分が不足すると、便を作れません。冷たい水分は腸の働きを抑えてしまうので、お湯、白湯など温かい飲み物で水分を摂りましょう。

食事の直後は避けて、寝起きや寝る前など小まめに、1日にコップ8杯ほどの量を飲みましょう。

食物繊維を摂る

食物繊維には、水に溶ける水溶性食物繊維と溶けない不溶性食物繊維の2種類があります。バランス良く、どちらも摂りましょう。

不溶性食物繊維

不溶性食物繊維は、スポンジのように水分をためこみ、便の量を増やします。

穀類、大豆、ごぼう、完熟野菜類などに含まれています。

水溶性食物繊維

水溶性食物繊維は、ドロドロと粘りのある状態にします。ゴミをからめとり、体外へ運びます。

リンゴ、ミカン等の果物、芋類、 キャベツや大根等の野菜類、こんぶやわかめなどの海藻類、大豆、キノコ、こんにゃくに含まれています。

発酵食品を摂る

発酵食品は、乳酸菌・ビフィズス菌が多く含まれていて、腸内の善玉菌を活性化させます。

善玉菌が優位な腸内は、腸のはたらきが良く、理想的な便を作ることができます。

代表的な発酵食品は、ヨーグルトや納豆、漬物、チーズ、キムチなどです。

善玉菌の餌になるものを摂る

食物繊維や発酵食品に含まれる乳酸菌・ビフィズス菌の死菌も餌となります。

他にもオリゴ糖は、善玉菌のエサとなって、善玉菌の増殖を促します。オリゴ糖は玉ねぎ、ごぼう、バナナなどに含まれています。

野菜の中でもオクラ、山芋、メカブといったネバネバ食品は、善玉菌の好物であることが知られています。

悪玉菌の餌になるものを摂りすぎない

たんぱく質を分解するのは悪玉菌なので、たんぱく質の多い食生活では悪玉菌が増えます。

また、甘いものを食べ過ぎると腸の働きが悪くなり、便秘になりやすくなるので善玉菌が減り、悪玉菌が増えます。

たんぱく質が少なすぎても腸の筋肉が弱まり、腸内フローラには悪いのですが、野菜など食物繊維もしっかりとり、好きだからと肉や甘いものを食べ過ぎないようにしましょう。

夜更かしをしない

腸にとって最も大切なのは朝。なぜなら、からっぽの胃に食物が入ることで、大腸に急なぜん動運動が起こり、排便を促すからです。

ところが夜更かしをして遅い時間に食事をすると、朝になっても空腹を感じることがなく、朝食を抜きがち。

せっかくの排便チャンスを逃してしまいます。

さらに遅い時間に夕食を食べると腸を無理に働かせることになり、腸の機能を低下させる原因に。

睡眠不足も便秘につながります。

1章 身体