現存する中国最古の医学書と呼ばれている、2,000年以上前の医学書『黄帝内経(こうていだいけい)』。
この本の内容は、現代中医学の源流といわれるほど、2,000年経った今でも重要です。
本の冒頭では、黄帝という中国の王様の質問に、岐伯という黄帝の医学の先生が答える問答形式で書かれています。
黄帝の質問:なぜ最近の人は衰えるのが早いのか?
黄帝が岐伯に質問しました。
「はるか昔の人はみんな100歳を超えるまで長生きをし、しかも動作が衰えなかったと聞いているが、今時の人は50歳でも既に動作が衰えている。
これは環境が変わったからなのか、それとも人々が養生をしなくなったためなのか?」
2,000年前の時代から更に前の時代に、多くの人が100歳を超えるまで長生きをしていたことに驚きですが、この質問に対しての岐伯の回答も凄いです!
江戸時代の本草学者、儒学者である貝原益軒によって、正徳2年(1712年)に書かれた養生(健康、健康法)についての指南書『養生訓』。
益軒83歳の著作で、実体験に基づき健康法を解説しています。
長寿を全うするための一般向けの生活心得書であり、身体の養生だけでなく、精神の養生も説いています。
オキシトシン(Oxytocin)は、幸せホルモンと呼ばれますが、他にも数々の呼ばれ方をしているホルモンです。
- 抱擁ホルモン
- 愛情ホルモン
- 恋愛ホルモン
- 信頼ホルモン
- 絆ホルモン
- 思いやりホルモン
- 癒しホルモン
- 母乳ホルモン
呼ばれ方の通り、ホルモンを分泌すると、愛情や信頼などの感情を呼び起こします。共感力を高め社会性を強化するのです。
触れ合う、スキンシップ、ハグしたときなどに、ホルモンが出ますので抱擁や恋愛ホルモンと呼ばれます。
幸せホルモンが影響する人間関係
性別が違うと家庭、仕事、お金に対しての考え方に開きがあるため、恋人と別れたり、離婚の原因となります。
異性間でオキシトシンの分泌を増やすことは、愛情や信頼関係を築き、関係を保つために特に重要なことです。
男女間だけではなく、同性や家族、ペットとの触れ合いでもオキシトシンが出ます。
集団生活や社会的行動など、人のつながりに大きな影響があります。
「幸せホルモン」や「幸福ホルモン」とも呼ばれるセロトニンは、脳内で働く神経伝達物質のひとつです。
ドーパミン(快感をもたらす)やノルアドレナリン(積極性を高める)などをコントロールして、感情や精神の安定に深く関わっています。
また、セロトニンは精神面だけではなく、消化や排便、体温調節など、体の様々な働きに関わっています。
睡眠、生体リズム調節、脳の覚醒に関わり、メラトニンとは逆に昼に多く分泌され、夜は分泌量が低下します。
またホルモンとしても働き、消化器系や気分、睡眠覚醒周期、心血管系、痛みの認知、食欲などを制御しています。