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メタボ解消:アディポネクチン

アディポネクチンは、脂肪細胞から分泌されるホルモンで、脂肪酸の燃焼をはじめ、多彩な作用があります。

内臓脂肪量を減らすことで、血中アディポネクチン濃度が上がります。

アディポネクチンの作用

  • インスリン受容体を介さない糖取り込み促進作用
  • 脂肪酸の燃焼
  • 細胞内の脂肪酸を減少してインスリン受容体の感受性を上げる作用
  • 肝臓のAMPキナーゼを活性化させることによるインスリン感受性の亢進、動脈硬化の抑制、抗炎症、心筋肥大抑制

これらの優れた作用により、生活習慣病と呼ばれるメタボリックシンドローム解消効果や、糖尿病、ガン、高血圧、高脂血症、血液系の病気(心筋梗塞、脳卒中など)の予防にまで効果があり、非常に注目を浴びている成分です。

アディポネクチンを増やそう!

食事で増やす

アディポネクチンを増やす食材を摂取する

アディポネクチンの分泌を促す食材を摂取して、アディポネクチンを増やしましょう。

  • 豆腐を代表とする大豆加工食品
    大豆に含まれるたんぱく質「β-コングリシニン」がアディポネクチンを増やす
  • 緑黄色野菜(食物繊維)
    にんじん、小松菜、トマト、おくらなど
  • マグネシウムを多く含む食材
    海藻類(あおさ、わかめ、ひじき)、魚介類(煮干し、干しエビ)、木の実(ごま、アーモンド、カシューナッツ)、大豆加工食品
  • EPAを含む食材
    青魚(アジ、イワシ、サバ、サンマ)
  • アスタキサンチンを含む食材
    鮭、エビ、カニ
  • 杜仲茶
  • ワイン
食事制限をする

内臓脂肪量を減らすと、アディポネクチンの分泌が増えます。

腹八分目の食事や、血糖値を上げない食事の工夫により、内臓脂肪量を減して、アディポネクチンを増やしましょう。

運動で増やす

有酸素運動をすることで、内臓脂肪を燃焼させて、アディポネクチンの分泌を増やしましょう。

9章 ダイエット