幸せの種類
幸福感は、物質的で安易な快楽型の幸福感と、高尚な生きがい型の幸福感の2種類の幸福感に分けることができます。
どちらも気分の良くなりますが、遺伝子レベルでは全く逆の反応をします。
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幸福感は、物質的で安易な快楽型の幸福感と、高尚な生きがい型の幸福感の2種類の幸福感に分けることができます。
どちらも気分の良くなりますが、遺伝子レベルでは全く逆の反応をします。
美味しい料理を食べている時に感じるような、一時の感覚的な幸せを指します。
五感を通した幸せで、「短期的な幸せ」、「快楽型の満足感」と言われています。
ー>CTRA反応が高い
人のために生き社会に貢献する、自己実現や生きがい、人生の意味と関わる幸せのことです。
意義ある目標に向かって楽しいばかりではない、困難にも立ち向かいながら生きている人生に幸せを感じるというもので、「生きがい型の満足感」と言われています。
ー>CTRA反応が低い
ストレスや、脅威、不確実性などが続く状況では免疫細胞において遺伝子の発現が変化することがわかっています。
CTRA(conserved transcriptional response to adversity)遺伝子の活性化は、炎症に関与する遺伝子の発現量が増加し、抗ウイルスに関与する遺伝子の発現量が低下します。
CTRA反応が低い(不活性):
炎症反応に関する遺伝子の発現は少なく、免疫力や抗ウィルス力が高い状態です。
人のために生きることでCTRA反応が低くなるということは、
人は社会とつながり、お互いにに助け合うように、遺伝子にプログラミングされているように思えます。
コール博士は、次のような研究も行いました。
4週間にわたって、次のような行動を毎日とるようにお願いしました。
4週間続けた後にCTRA遺伝子群を調べてみたところ、
(3)の「他者への親切な行動を1日3回とる」
を実践した人のみがCTRA反応を不活性にする効果がありました。
他者への親切な行動 = -4
世界への親切な行動 = +0.2
普段と変わらない生活 = +0.5
自分への親切な行動 = +2
自分に対しての親切な行動は、幸福感を感じても、遺伝子レベルでは免疫力を下げて、慢性炎症のリスクを上げます。
そして普段と変わらない生活でも
自分の周りへの親切なおこないが、遺伝子レベルでは自分にとって最も良い効果をもたらします。
「他者への親切な行動を1日3回とる」を実践することで、免疫力を上げることができます。
健康で長生きできる
病気にならない
強靭な肉体
魅力的な体
生きがい、充実感
逆境に負けない強さ
ポジティブ
人とよい関係を築いている