健康ライフGame

あなただけのストーリーをデザインする道具箱

欲求は満たされていますか?

欲が尽きない・・・

と感じることがあるかと思います。

  • 好きなものを食べたい!
  • 痩せて、綺麗になりたい!
  • かっこよくなって、モテたい!
  • きれいになって注目されたい!
  • 若く、元気でいたい!
  • ほめられたい!
  • 有名になりたい!

相反する欲求

体に悪いとはわかっていても

  • ジャンクフードが食べたい!
  • ビールが飲みたい!

太りたくないけれど

  • あれもこれも食べたい!

貯金をしないといけないと思っていても

  • 服が買いたい
  • 車が買いたい

満たされない欲求

欲求が満たされない不満もあるかもしれません・・・

  • 愛されたい!
    のに愛されていないと感じる
  • 必要とされたい!
    のに自分が必要とされていないと感じる
  • 認めて欲しい!
    のに自分の能力が認められていないと感じる

他にも様々な欲求がありますね。

あなたの欲求は満たされていますか?

上の欲求レベルへ!

心理学者のマズローは、人間の欲求のレベルが5段階の階層に分けられると考えました。

あなたの欲求はどのレベルまで満たされているか、確認してみてください。

今の欲求を満たして、次の段階へ進もう

  1. 生理的欲求(食べたい・寝たい)
  2. 安全欲求(生活の不安をなくしたい)
  3. 愛の欲求(孤独になりたくない)
  4. 自尊心の欲求(尊敬されたい・自信が欲しい)
  5. 自己実現の欲求(自分の能力を発揮したい)

また1~4の欲求を欠乏欲求として、5の欲求を存在欲求として、区別しています。

欠乏欲求が満たされるほど、心に余裕ができます。

マズローの「自己実現理論」

アメリカの心理学者アブラハム・マズローが、「人間は自己実現に向かって絶えず成長する」と仮定し、人間の欲求を5段階の階層で理論化しました。

  1. 生理的欲求 (Physiological needs)
    生きていくための食事・睡眠・排泄など本能的な欲求
  2. 安全の欲求 (Safety needs)
    病気・怪我、住まい、経済的な不安のない、安全・安心な暮らしの欲求
  3. 社会的欲求 / 所属と愛の欲求 (Social needs / Love and belonging)
    自分が社会に必要とされたい、愛されたい欲求
  4. 承認(尊重)の欲求 (Esteem)
    1. 他者から尊重されたい、自尊心を満たされたい欲求
    2. 自己尊重感、自己信頼感で自分自身を認めたい欲求
  5. 自己実現の欲求 (Self-actualization)
    自分の持つ能力や可能性を発揮し、自分がなりえるものにならなければならないという欲求

そして、さらにもう一つ上に6段階目の欲求
「自己超越の欲求」
があるといいます。

次の階層へ必要な達成度

現時点の欲求が完全に満たされなくても、現時点の欲求の達成率が一定値を超えれば、高次の欲求に移行することができるとしています。

  1. 生理的欲求 85%
  2. 安全欲求 70%
  3. 愛の欲求 50%
  4. 自尊心の欲求 40%
  5. 自己実現の欲求 10%

物理的欲求と心の欲求

「生理的欲求(食べたい・寝たい)」と「安全欲求(生活の不安をなくしたい)」は、体が求めるもの、命に関わることです。

「愛の欲求(孤独になりたくない)」、「自尊心の欲求(尊敬されたい・自信が欲しい)」は、心(精神)が求めるものですので、欠乏感があると、より辛さを感じるでしょう。

『所有の本能は
人間の本能の基礎である。』

-ウィリアム・ジェームズ(哲学者・心理学者)-

『偉くなりたい、
また金持ちになりたい
と願うことは、

嘘をつき、頭を下げ、
へつらい、偽ることを
自ら決心したことではないか。』

-オノレ・ド・バルザック(小説家)-

『最悪の病気と最悪の苦しみは、
必要とされないこと、
愛されないこと、
大切にされないこと、
誰もに拒絶されること、
誰からも消え失せることだと、
より実感するようになりました。』

-マザー・テレサ(修道女)-

『人間の本性の最も根源的な特長は、
自分を評価して欲しいという欲求である。』

-ウィリアム・ジェームズ(哲学者・心理学者)-

強欲にならず、満足を知る

世界中、いつの時代でも、種類は違えど、欲に溺れ、失敗を繰り返しています。

節度を持った、本質的な欲求を持ちましょう。

望蜀の嘆

一つの望みが叶うと、さらにその先を望むこと。(人間の欲望には限りがなく、満足を知らない)

四字熟語「望蜀之嘆(ぼうしょくのたん)」

『人はたくさん持てば持つほど、
増々たくさん欲しがるようになる。』

西洋の格言

『利欲は飽きることを知らず。』

-ピタゴラス(古代ギリシアの数学者・哲学者)-

『富は海水に似ている。

飲めば飲むほど、のどが渇くのだ。

名声についても同じことが言える。』

-ショーペンハウアー(哲学者)-

『満足しているのは誰か。
誰もいない。』

-ベンジャミン・フランクリン(政治家・外交官・著述家・物理学者・気象学者)-

足るを知る

『九分に足らば、
十分にこぼるると知るべし。』

-徳川 光圀(常陸水戸藩の第2代藩主:水戸黄門としても知られる)-

9分目でも足りないと欲しがると、
10分(満杯)になり、あふれてこぼれます。

『満足する人だけが、
十分に持つ者なのだ。』

-ベンジャミン・フランクリン(政治家・外交官・著述家・物理学者・気象学者)-

『一番小さなことでも満足できる人が、
一番裕福である。

何故なら満足を感じることが
自然が与えてくれる富だからだ。』

-ソクラテス(古代ギリシアの哲学者)-

『幸せになりたいなら、
持っているものを増やすのではなく、
欲望を減らしなさい。』

-セネカ(ローマ帝国の政治家・哲学者・詩人)-

『もっと欲しいという思いが
人生を苦しくします。』

-アルボムッレ・スマナサーラ(僧侶)-

『貧しい人というのは、
物を持っていない人のことではない。

真に貧しい人というのは、
際限なく物を欲しがり
永遠に満たされない人のことである。』

-ホセ・ムヒカ(ウルグアイ第40代大統領)-

『所有すればするほど、
とらわれてしまうのです。

より少なく所有すれば、
より自由でいられます。』

-マザー・テレサ(修道女)-

『自己の望みを、
人間や物におくのは
愚かなことである。

より多く持つことより、
より少なく望むことを常に選べ。』

-トマス・ア・ケンピス(神秘思想家・神学者)-

『望みを持とう。

でも望みは多すぎてはいけない。』

-モーツァルト(作曲家・演奏家)-

『不自由を、常と思えば、
不足なし。

心に望み起こらば、
困窮したるときを思い出すべし。』

-徳川 家康(武将・戦国大名・江戸幕府の初代征夷大将軍)-

『私は持っているもので
贅沢に暮らすことができます。』

-ホセ・ムヒカ(ウルグアイ第40代大統領)-

『文句を言ったり
不満ばかり言っている奴は、
人生終わるまで
不満を抱き続ける人間になるぞ。』

-田中 角栄(第64・65代 内閣総理大臣・建築士)-

『おいしい料理も、呑みこんでしまえば
我々の感覚にとってはないも同じだ。

欲求はそれを満足させたとたんに、
もはや我々には関係ないものになる。』

-ショーペンハウアー(哲学者)-

『所有欲は、休みさえ与えてはくれない。

内面の豊かさ、
精神の幸福、
気高い理想、
といった人間として大切なものは
無視されるようになる。』

-フリードリヒ・ニーチェ(哲学者)-

『生き物に願望があるのは、
願望を満足させてくれるものが
存在しているからだ。

赤ん坊は空腹を感じる。
それは、食べ物というものが
存在するからだ。

アヒルの雛は泳ごうとする。
それは、水というものが
存在するからだ。

人は肉欲を覚える。
それは、セックスというものが
存在するからだ。

もし私がこの世界では満たされない
願望を抱いているとしたら、
それは私が別の世界のために造られた
という説明ぐらいしか成り立たないだろう。』

-C・S・ルイス(学者・作家)-

『私は誰にも何も求めないので
幸せでいられます。

お金もどうでもいい。

勲章も、肩書も、名誉も、
私には何の意味もありません。

称賛も欲しくありません。

私に喜びをもたらすただひとつのものは、
仕事、バイオリン、ヨットを別にすれば、
ともに働いた人々への感謝だけです。』

-アインシュタイン(物理学者)-

無欲=満足?

欲がないこと、
満足していること、
似ているようで違いますね。

欲はなくそうと思えば思うほどに、
逆に思考は、欲に囚われていきます。

欲を手放してください。

無用な欲は、欲に対して、
受け入れることも、
拒絶することもしないで、
横の方に置いておきましょう。

そして、考えてみましょう。

あなたが心から
望んでいるものは何でしょうか?

あなたが持っているもので、
大切なものは何でしょうか?

『欲望を無くそうとする欲こそ、

もっとも大きい欲だということに

何故気づかんのか。』

-中村 天風(実業家・思想家・ヨーガ行者)-

『欲は全ての進化と向上の源泉である。

欲を押さえつける必要など少しもない。

求めれば求めるほど愉快になり、
楽しくなるのが本当の欲である。

しかも、
人の喜びが自分の楽しみとなるものが最も尊い。

この尊い欲の炎をもっともっと燃やすことである。』

-中村 天風(実業家・思想家・ヨーガ行者)-

『世の中の人はみんな、
聖人は無欲だと思っているが、
そうではない。

その実は大欲であって、
正大なのだ。

賢人がこれに次ぐもので、
君子はそのまた次だ。

凡夫のごときは、
小欲の最も小なるものだ。』

-二宮 尊徳(金治郎)(農村復興政策を指導)-

『大欲は無欲に似たり。』

-吉田 兼好(官人・遁世者・歌人・随筆家)-

願望

『もし貴方が忍耐力に欠けていると思うなら、
その原因はあなたの望みにある。

もっとあなたの望みの炎を燃え上がらせて、
大きなものとすることにより、
忍耐力もそれに比例して強くなるものだ。』

-ナポレオン・ヒル(作家)-

『心の純粋さとは、
ひとつのものを望むことである。』

-セーレン・キェルケゴール(哲学者・思想家)-

『あらゆる成功へのスタート地点は「願望」だ。

このことを常に心に留めておきなさい。』

-ナポレオン・ヒル(作家)-

望みを叶える努力

『知足者富、強行者有志。』

これは老子の言葉の一部ですが、現代語訳すると以下のようになります。

満足することを知っている人が本当に豊かな人で、
努力を続ける人はそれだけで既に目的を果たしている。

つまり純粋な願望を叶えるために行動をしている人は、その努力をしている状態こそが、気持ちが満たされている、本当に満足していると言えるのでしょう。

1章 あなたにとっての人生とは?