健康ライフGame

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全国の健康寿命と平均寿命の差

日常生活に制限のある期間(平均寿命 - 健康寿命)の全国平均(2016年)は、男性で8.84年、女性で12.34年です。

2016年の健康寿命は、2010年と比較して男性で1.72年、女性で1.17年増加しました。

同期間における平均寿命は、男性で1.43年(79.55年→80.98年)、女性で0.84年(86.30年→87.14年)増加しました。

健康寿命の伸び

健康寿命(日常生活に制限のない期間)と制限のある期間
男性 女性
調査年 健康寿命(年) 制限期間(年) 健康寿命(年) 制限期間(年)
2010年 70.42 9.22 73.62 12.77
2013年 71.19 9.01 74.21 12.40
2016年 72.14 8.84 74.79 12.34

基礎資料:
健康情報は国民生活基礎調査
死亡情報は人口動態統計
※熊本地震により2016年は熊本県を調査していないため、熊本県は推定値

日本の抱える問題

2010年と2016年を比較すると、健康寿命も平均寿命も伸びていて、日常生活に制限のある期間は減っていました。

それでも男性で9年ほど、女性で12年ほどの制限のある期間があります。

超高齢社会の更に上へ

現状、高齢者率は25%ほどで「超高齢社会」(高齢者率21%を超える)となっています。

今後、高齢者率は更に高くなると予測されていて、2025年には約30%、2060年には約40%に達すると見られています。

医療費の増加

厚生労働省によると、2016年度の国民医療費は約42兆円です。

人口一人当たりで計算すると、33万2,000円となります。

しかし、65歳以上の人で約25兆円、国の莫大な国民医療費の60%程がかかっています。

65歳以上の高齢者は、現役世代(65歳未満)の人口一人当たり約18万円に比べ、約73万円と4倍の医療費がかかっています。

少子高齢化による医療費負担増

2060年には約40%、現状の1.6倍に達すると見られている高齢者率。

  • 一人当たりの医療費が大きい高齢者の人口比率が増える
  • 少子化により労働人口が減る

保険制度崩壊が迫ってきているように思います。

老化研究