様々な甘味料が、甘みをつけるために使われています。
種類が多く、覚えづらい名前が多いので、気にしていない人も多いのではないでしょうか?
食品には、天然に存在しない人工的に合成した人工甘味料(合成甘味料)も利用されています。
古くは砂糖よりも製造コストが低い甘味料が、菓子などに砂糖の代用として使用されました。
今では、砂糖の数百倍もの高い甘みがある人工甘味料を使用することで、糖質やカロリーを気にする人へのダイエット商品が作られています。
人工甘味料を使用すると
- 糖類含有量を減らすことができる
- カロリーを抑えることができる
- 砂糖より虫歯になりにくいものが多い
といった良い点があります。
砂糖ゼロ、糖質オフ、カロリーオフと表示している商品の多くは、人工甘味料を使用しています。
人工甘味料が健康にどのように影響するのか、調査結果はさまざまです。
食品の原材料表記を見ると「果糖ブドウ糖液糖」と記載されているものをよく見かけます。
飲み物では、炭酸飲料、ジュース、スポーツドリンク、栄養ドリンク、紅茶、乳酸菌飲料などに使われています。
食べ物では缶詰、パンの他、調味料にまで幅広く使われています。
この果糖ブドウ糖液糖とは何でしょうか?
砂糖は過剰摂取により、健康への影響や、様々な病気を引き起こす原因となっているという意見があります。
世界保健機関(WHO)は、
ガイドラインで大人でも子供でも、
1日当たりの糖類(遊離糖類)摂取量を
「エネルギー総摂取量の10%未満」
に減らすよう勧めています。
「エネルギー総摂取量の5%未満」
1日25g(ティースプーン6杯分)程度の量に
減らすことで、さらに健康効果が増えるとしています。
スターバックス コーヒーの「コーヒー フラペチーノ」は、Tallサイズで砂糖量が49gありますので、一杯でオーバーしてしまいます。
サーチュイン遺伝子は、長寿遺伝子または長生き遺伝子、抗老化遺伝子とも呼ばれ、体内で重要な役割を担っている酵素です。
誰もが持っている遺伝子で、細胞の損傷を防いだり、筋肉を作り、エネルギー産生に影響を与え、健康を促進します。
さらには、記憶力の向上、血糖値の調整、ガンの発生につながるフリーラジカルを原因とする損傷の除去、老化防止や寿命を伸ばすなどの報告もあります。
ヒトには7種類の長寿遺伝子があり、細胞の中の核やミトコンドリアにある、ヒトでは10番目の染色体に存在しています。
普通の生活では眠っている状態で、活性化することにより生物の寿命が延びるとされています。
サーチュイン遺伝子の活性化で期待される効果
- 脂肪燃焼
- エネルギー産生を高める
- 食欲減退
- 筋肉量の増加
- 免疫力を高める
- 健康増進
- 血糖値・血中脂肪の調整
- 美肌効果
- 薄毛予防効果
- 細胞の損傷を防ぐ
- 心血管疾患の原因防止
- 神経疾患の原因防止
- がんの原因防止
- 記憶力の向上
- 老化防止
- 寿命を伸ばす
体のエネルギー源として重要な糖質。糖質を摂りすぎると体脂肪として太りますが、糖質が不足すると体はどうなるでしょう?
糖の不足が筋肉を減らす
体から糖が不足すると、生命を維持するのに必要な糖不足を補うために、糖質以外からエネルギー源となるブドウ糖(グルコース)を生産します。この経路を糖新生と呼びます。
ブドウ糖の不足を補うため、食べたタンパク質や体の筋肉を分解してアミノ酸をつくり、糖原性アミノ酸から糖新生が起こります。
太りやすくなる
筋肉の分解により体の筋肉量が減ると、新陳代謝が減り、日々使っているエネルギーの量が減ります。
これは太りやすい体になると言えます。ダイエット後にリバウンドする原因ですね。
また筋肉の役割は体にとって非常に大切です。筋肉を減らすことはできるだけ避けましょう。
では、糖新生をおこさないためにはどうすればよいでしょうか?