健康ライフGame

あなただけのストーリーをデザインする道具箱

執着を手放す

あれが欲しい、これが欲しい、、

欲望、欲求、誰にでもあると思います。

しかし、強すぎる欲、強欲は、不満、渇望、執着となります。

満たされずに、もっと、、もっと、、もっと、、

手に入れても欲は、
更に強く、濃く、激しくなり、
抑えられない、制御できないものになります。

では、どうしたら強すぎる欲求を止めることができるのでしょうか?

欲を知る

欲に流されないように、客観的にとらえられるようになりましょう。

欲の危うさ、限りがなく、果てがない、欲がもたらすものを知りましょう。

『人間はみな、欲の病人です。』

-アルボムッレ・スマナサーラ(僧侶)-

『利欲は飽きることを知らず。』

-ピタゴラス(古代ギリシアの数学者・哲学者)-

『人はたくさん持てば持つほど、
増々たくさん欲しがるようになる。』

西洋の格言

『もっと欲しいという思いが
人生を苦しくします。』

-アルボムッレ・スマナサーラ(僧侶)-

『貧しい者とは、
ほとんど何も持っていない
人間のことではなく、
もっと多くを渇望する
人間のことを言う。』

-セネカ(ローマ帝国の政治家・哲学者・詩人)-

『貧しい人というのは、
物を持っていない人のことではない。

真に貧しい人というのは、
際限なく物を欲しがり
永遠に満たされない人のことである。』

-ホセ・ムヒカ(ウルグアイ第40代大統領)-

『自己の望みを、
人間や物におくのは
愚かなことである。

より多く持つことより、
より少なく望むことを常に選べ。』

-トマス・ア・ケンピス(神秘思想家・神学者)-

欲に振り回されない

自己制御、忍耐力をつけましょう。

『人を羨む気持ちが生まれたらどうすればいいか。

まず、猛毒だと思ってすぐにつぶすことです。』

-アルボムッレ・スマナサーラ(僧侶)-

執着を手放す

『何かにこだわるから、
怒りや欲が出るのです。

執着を捨てられれば、
こうした怒りや欲に
苛まされることもなくなり、
エネルギーを満たしつづけることができます。』

-アルボムッレ・スマナサーラ(僧侶)-

『幸せになりたいなら、
持っているものを増やすのではなく、
欲望を減らしなさい。』

-セネカ(ローマ帝国の政治家・哲学者・詩人)-

『所有すればするほど、
とらわれてしまうのです。

より少なく所有すれば、
より自由でいられます。』

-マザー・テレサ(修道女)-

『所有欲は、休みさえ与えてはくれない。

内面の豊かさ、
精神の幸福、
気高い理想、
といった人間として大切なものは
無視されるようになる。』

-フリードリヒ・ニーチェ(哲学者)-

『私を軽蔑するな、
私は貧乏ではないからな。

やたらに沢山のものを欲しがる者こそ
貧乏なのだ。』

-レオナルド・ダ・ヴィンチ(芸術家・科学者・発明家)-

『あんたは、いつまで、
そこにしがみついてんだい?』

-ボブ・マーリー(レゲエミュージシャン)-

『手放せなかったものは、
実際には自分のものにならないだろう。』

-C・S・ルイス(学者・作家)-

『富も名誉もいらないんです。』

-樹木 希林(女優)-

『所有の本能は
人間の本能の基礎である。』

-ウィリアム・ジェームズ(哲学者・心理学者)-

『私は貧乏ではない。

質素なだけです。』

-ホセ・ムヒカ(ウルグアイ第40代大統領)-

『質素であることは
最も素敵なことだ。』

-レオナルド・ダ・ヴィンチ(芸術家・科学者・発明家)-

『私は持っているもので
贅沢に暮らすことができます。』

-ホセ・ムヒカ(ウルグアイ第40代大統領)-

『不自由を、常と思えば、
不足なし。

心に望み起こらば、
困窮したるときを思い出すべし。』

-徳川 家康(武将・戦国大名・江戸幕府の初代征夷大将軍)-

『自分に起こるどんなことも、
宇宙から見ればまったく
取るに足らないことだ。』

-バートランド・ラッセル(論理学者・哲学者・数学者)-

諸行無常

森羅万象(全ての物、事)は、常に流動し、変化するもの。一瞬でも不変のものはない。

有為転変は世の習い

(この世で起きる様々の出来事は、すべて固定したものではなく、常に移り変わり、とどまることなく変化する)

万物流転

(この世にあるすべてのものは、常に移り変わる)

富貴は浮雲の如し

(富や地位は、まるで空に浮かぶ雲のようにはかないもの)

-孔子(思想家・哲学者)-

欲にとらわれない生き方

宮本 武蔵の道

京都の兵法家・吉岡一門との戦いや、
巌流島での佐々木小次郎との決闘などで、
多くの作品の題材になっている
江戸時代初期の剣術家、宮本 武蔵。

芸術家としても、
国の重要文化財に指定された水墨画や、
鞍・木刀などの工芸品が
各地の美術館に収蔵されています。

死去の7日前、
弟子に兵法書『五輪書』と共に与えたとされている
『独行道』(どっこうどう、正字:獨行道) は、
掛幅装の紙に、自身の生き方を
21か条にして記されています。

欲に流されず、
物事にとらわれず、
慢心せず、
後悔せず、
自分自身の道(進む方向、生き方)を極めようとした生き様を感じます。

独行道
  • 一、世々の道をそむく事なし。
  • 一、身にたのしみをたくまず。
  • 一、よろづに依枯(えこ)の心なし。
  • 一、身をあさく思、世をふかく思ふ。
  • 一、一生の間よくしん(欲心)思はず。
  • 一、我事におゐて後悔をせず。
  • 一、善悪に他をねたむ心なし。
  • 一、いづれの道にも、わかれをかなしまず。
  • 一、自他共にうらみかこつ心なし。
  • 一、れんぼ(恋慕)の道思ひよるこゝろなし。
  • 一、物毎にすき(数奇)このむ事なし。
  • 一、私宅におゐてのぞむ心なし。
  • 一、身ひとつに美食をこのまず。
  • 一、末々代物なる古き道具所持せず。
  • 一、わが身にいたり物いみする事なし。
  • 一、兵具は各(格)別、よ(余)の道具たしなまず。
  • 一、道におゐては、死をいとはず思ふ。
  • 一、老身に財宝所領もちゆる心なし。
  • 一、仏神は貴し、仏神をたのまず。
  • 一、身を捨ても名利はすてず。
  • 一、常に兵法の道をはなれず。

-宮本 武蔵(剣術家・兵法家・芸術家)-

宮沢 賢治の生き方

『宇宙は絶えず我らによって変化する。

誰が誰よりどうだとか、
誰の仕事がどうしたとか、
そんなことを言っている暇があるか』

※読みやすいように、ひらがなを漢字に変えています

-宮沢 賢治(詩人・童話作家)-

雨ニモマケズ

宮沢賢治が、闘病中に使用していた黒い手帳に記されていた
遺作の詩(メモ)「雨ニモマケズ」。

未発表のままで没後に発見されました。

実際には漢字交じりのカタカナ書きですが、
読みやすいように漢字とひらがなに変えています。

『雨にも負けず 風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫な体をもち

慾はなく 決して怒らず
いつも静かに笑っている

一日に玄米四合と
味噌と少しの野菜を食べ

あらゆることを
自分を勘定に入れずに

よく見聞きし 分かり
そして忘れず

野原の松の林の陰の
小さな萱ぶきの小屋にいて

東に病気の子供あれば
行って看病してやり

西に疲れた母あれば
行ってその稲の束を負い

南に死にそうな人あれば
行って恐がらなくてもいいと言い

北に喧嘩や訴訟があれば
つまらないからやめろと言い

日照りの時は涙を流し
寒さの夏はおろおろ歩き

みんなにでくのぼーと呼ばれ
褒められもせず
苦にもされず

そういうものに
わたしは なりたい』

-宮沢 賢治(詩人・童話作家)-

沢庵 宗彭「無心に生きる」

人が美味しいものは、自分も美味しい。

しかし、美食を悪み、粗食を好むというのでもない。

心の欲するままにするのが、修行の妨げになる。

出家は卯(おから)と粥、辰、飯の他は食べるべきではない。

まして、美食は、怠惰で精進を怠る生活につながる。

それは出家者にとって恥じであり、恥じを知らないのは人間ではなく、獣に等しい。

出家者は士農工商以外のものであるから、托鉢して食べ、ひたすら仏法を修行すべきで、何で美食する必要があろうか。

飯は何のために食べるのか。
空腹をなくすために食べるのか。

おかずがなければ飯は食えぬというのは間違いである。

食べるのは、空腹をなくすための方法で、役目として食べるのではない。

おかずがなくては飯が食べられぬというのは、まだ飢えていないからである。

飢えなければ、一生食べなくてもすむが、もし飢えたときには、こぬかさえも選べるはずがない。

まして飯を選ぶはずがあろうか。
そんな時なんでおかずが必要であろうか。

食事をとることは薬を服するようにせよと仏は教えられた。

衣類もまた、食事と同じである。

衣食住の三つのことで一生苦しむのが普通だが、私はこのように心がけているので、衣食住の三つのことで苦しむことが少ないのである。

-沢庵 宗彭(僧)-

6章 無我の境地へ