健康ライフGame

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生と死

あなたは生きていると実感することはありますか?

死がなければ、生きていることを意識することもありません。

死があることで、生があります。

死を知ることで、生を知ることができます。

生と死の違いはどこにあるでしょうか?

生と死の関わり

『充実した一日が
幸せな眠りをもたらすように、

充実した一生は
幸福な死をもたらす。』

-レオナルド・ダ・ヴィンチ(芸術家・科学者・発明家)-

『死への準備をするということは、
良い人生を送るということである。

良い人生ほど、死への恐怖は少なく、
安らかな死を迎える。

崇高なる行いをやり抜いた人には、
もはや死は無いのである。』

-トルストイ(小説家・思想家)-

死とは何か

死が身近にあるほど、死を意識することがあるほど、生きていること、命について意識することができます。

『人生は旅行であって、
死はその終焉である。』

-ジョン・ドライデン(詩人・劇作家)-

『死は人生の終末ではない。

生涯の完成である。』

-マルティン・ルター(神学者・教授・作家・聖職者)-

『解剖して分かったことだが、
人間は死ぬように出来ているのだ。』

-レオナルド・ダ・ヴィンチ(芸術家・科学者・発明家)-

『死ぬことを拒んでいる間は、
きみは死んだ状態にある。』

-ジョージ・マクドナルド(小説家・詩人・聖職者)-

『このところずっと、
私は生き方を学んでいるつもりだったが、
最初からずっと、
死に方を学んでいたのだ。』

-レオナルド・ダ・ヴィンチ(芸術家・科学者・発明家)-

『人皆生を楽しまざるは、
死を恐れざる故なり。

死を恐れざるにはあらず、
死の近き事を忘るゝなり。』

(皆生きている事を楽しんでいないのは、
死を恐れてないからである。

いや、死を恐れてないのでもなく、
死が近いという事を忘れているからだ)

-吉田 兼好(官人・遁世者・歌人・随筆家)-

『死ぬのは怖くない。

死後には完全な安息がある。

別の人間に生まれ変わることは、
俺にとって最も輝かしい希望だ。』

-カート・コバーン(ミュージシャン)-

『僕が死んでも、誰が気にする?

僕にはどうでもいいことさ!!』

-フレディ・マーキュリー(ミュージシャン)-

『死は(正確には)我々の人生の
真の最終目標ですから、
僕は数年来、
この人間の真実にして最上の友と
昵懇(じっこん:親しく打ち解けてつきあうこと)に
なるよう心しています。

それで僕にとっては、
死を思うことが
少しの恐れも伴わないばかりか、
深い慰めと安らぎを心に
もたらすようになりました。

死がまことの幸福への
鍵と見極めるための
幸運と機会をくださった神に
感謝しています。』

-モーツァルト(作曲家・演奏家)-

『諸君が求める最も美しい死は、
魂と肉体の休息から生ずる
肉体的生命の平穏な中止であろう。』

-カール・ヒルティ(法学者・哲学者・政治家・文筆家)-

『死は自然な現象である。

黒人患者は、
死を恐れず、
死に立ち向かう。』

-アルベルト・シュヴァイツァー(神学者・哲学者・医者・オルガニスト・音楽学者)-

『世の中に実に美しいものが
沢山あることを思うと、
自分は死ねなかった。

だから君も、死ぬには
美しすぎるものが
人生には多々ある、
ということを発見するようにしなさい。』

-ヘルマン・ヘッセ(小説家・詩人)-

生きる

死生観は、信仰や環境により幼少期から培われていきますが、現代社会において、死は現実から離れたもの、身近ではなくなっているように感じます。

必死に生きようとしなくても、生きられる環境が整っています。

そのために、生へのありがたみや、感謝をすることがなくなっているように感じます。

知識として知っているだけでは、空っぽです。

生を実感すること、死を身近で感じることで、自然と生きることへのありがたみや、感謝の気持ちを持てるようになります。

『人は決して死を思考すべきではない。

ただ生を思考せよ。

これが真の信仰である。』

-ベンジャミン・ディズレーリ(イギリスの首相・小説家)-

『生命を肯定することは、
単純に生きながらえることではなく、
生命を神秘なものとし、
価値あるものと感じるということ。』

-アルベルト・シュヴァイツァー(神学者・哲学者・医者・オルガニスト・音楽学者)-

『5年後も
10年後も生きたいのだーっ

あわよくば30年!
いや、40年!
50年は求めませんから。

だって
この世界に 生きてる って
本当に素晴らしいと、感じるから。』

-小林 麻央(アナウンサー・タレント)-

『禅の悟りとは、
「いつでも、どこでも
死ぬる覚悟ができること」
だと思っていたが、

よく考えてみると、
それは大変な誤りで、

「いかなる場合でも、
平気で生きること」
であることがわかった。』

-正岡 子規(俳人・歌人)-

『人の死は、病気であるかにかかわらず、
いつ訪れるか分かりません。

例えば、私が今死んだら、
人はどう思うでしょうか。

「まだ34歳の若さで、可哀想に」
「小さな子供を残して、可哀想に」
でしょうか??

私は、そんなふうには思われたくありません。

なぜなら、病気になったことが
私の人生を代表する出来事ではないからです。

私の人生は、夢を叶え、
時に苦しみもがき、
愛する人に出会い、
2人の宝物を授かり、
家族に愛され、愛した、
色どり豊かな人生だからです。』

-小林 麻央(アナウンサー・タレント)-

『わたしたちは、
生きようとする生命に囲まれた、
生きようとする生命である。』

-アルベルト・シュヴァイツァー(神学者・哲学者・医者・オルガニスト・音楽学者)-

『希望を持って生きねばならぬ、
という価値観は捨てた方がいいし、
本当はこの世は生きるに値しない。

でも子供に向かって
そんなことは言えないので
「とりあえず生きてみて下さい」
と言うのが私の本音です。』

-宮崎 駿(アニメーション作家・映画監督・漫画家)-

『徒然草』-吉田 兼好-

第93段 抜粋
生を愛す

『人、死を憎まば、
生を愛すべし。

存命の喜び、
日々に楽しまざらんや。

愚かなる人、この楽しびを忘れて、
いたづがはしく他の楽しびを求め、
この財(たから)を忘れて、
危く他の財を貪るには、
志満つ事なし。

生ける間、生を楽しまずして、
死に臨みて死を恐れば、
この理あるべからず。』

(人は死を恐れて憎むよりも、
生きることを愛するべきだ。

どうして生きている喜びを
毎日楽しもうとしないのか。

愚かな人は、この楽しみを忘れて、
わざわざ苦労して他の楽しみを求め、
生きている喜びを忘れて、
危険を犯してまで他に喜びを求めるが、
それで心が満たされることはありえない。

生きている間に生きる事を楽しまず、
死が間近になってから死を恐れるようでは、
この筋道にあわない。)

-吉田 兼好(官人・遁世者・歌人・随筆家)-

第155段 抜粋
死期

『生・老・病・死の移り来る事、
また、これに過ぎたり。

四季は、なほ、定まれる序あり。

死期は序を待たず。

死は、前よりしも来らず、
かねて後に迫れり。

人皆死ある事を知りて、
待つことしかも急ならざるに、
覚えずして来る。

沖の干潟(ひかた)遥かなれども、
磯より潮(しほ)の満つるが如し。』

(生まれること・老いること・
病気になること・死ぬこと
の四苦がやってくることも、
また、四季の変化以上に速やかである。

四季は、速いとはいっても、
やはり決まった順序がある。

しかし、死期(臨終の時)は、
順序を待たない。

死は必ず前方からやってくるものとは限らず、
いつの間にか、
人の背後に迫っている。

人は誰しも皆、
死があることを知っているものの、
しかも死が急にやってくると
思って待っていないうちに、
死は不意にやってくる。

それはちょうど、
沖までの干潟が遥か彼方まで
続いているので安心していても、
足もとの磯から急に潮が
満ちて来るようなものである。)

-吉田 兼好(官人・遁世者・歌人・随筆家)-

6章 無我の境地へ