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あなただけのストーリーをデザインする道具箱

謙虚さとプライド

自信を持つことと、過信をしないことは、相反することですが、どちらも誰にでも必要で、バランスが重要です。

プライドは、負けず嫌いの努力や向上心を持つのに役立ちますが、強すぎるプライドはおごり高ぶり、人を傲慢にします。

謙虚さは、冷静に物事を判断することができ、人間関係を円滑にします。

あなたは何に対して、どのようなプライドを持っていますか?

そして、それはどのように役立ちますか?

謙虚であれ

実るほど頭を垂れる稲穂かな

(人格者ほど謙虚である)

稲が実を熟すほど穂が垂れ下がるように、
人間も学問や徳が深まるにつれ謙虚になり、
小人物ほど尊大に振る舞うものです。

『及ばざるは過ぎたるより勝れり。』

-徳川 家康(武将・戦国大名・江戸幕府の初代征夷大将軍)-

超えている(過ぎたる)と思うと、
自分の実力を過信したり、
驕り(おごり)や傲慢(ごうまん)さが生まれます。

まだ足りてない(及ばざる)と思い、
自分を戒める方が、
注意深く真摯に取り組めるので、
優れていると言えるのではないでしょうか。

『謙虚な人は誰からも好かれる。

それなのにどうして
謙虚な人になろうとしないのだろうか。』

-トルストイ(小説家・思想家)-

謙虚であるには

『どなたか謙遜さを自分のものにしたいと
思う方がおられるなら、
わたしはその第一歩を教えて
差し上げることができるように思う。

その第一歩とは、
自分が傲慢だということを自覚することである。

少なくても、この一歩を踏み出すまでは
何もすることはできない。』

-C・S・ルイス(学者・作家)-

『謙遜とは自己を卑下する事ではなく、
自分を忘れてしまう事だ。』

-C・S・ルイス(学者・作家)-

『人生に大切なことは、
五文字で言えば
「上を見るな」。

七文字で言えば
「身のほどを知れ」。』

-徳川 家康(武将・戦国大名・江戸幕府の初代征夷大将軍)-

自分の弱さ・欠点を認める

『この世界で最も困難なことの一つは、
自分の過ちを認めることである。

そして事態を解決に導くのに
素直に自分の落ち度を認めるより
役立つものはない。』

-ベンジャミン・ディズレーリ(イギリスの首相・小説家)-

『われわれが学ぶべき
最も偉大で有益な教訓は、
あるがままの自分を知り、
自分の弱さと欠点を認めて、
謙虚になることだ。

自分のことばかり考えず、
他の人に敬意を払うことは
大いなる美徳である。』

-トマス・ア・ケンピス(神秘思想家・神学者)-

助け合い、心地よく生きるために

『目上に対しては謙虚に、
同僚に対しては礼儀正しく、
目下には優しくふるまう。

これはみんなが心地よく生きるための
社会生活のルールである。』

-ベンジャミン・フランクリン(政治家・外交官・著述家・物理学者・気象学者)-

『大切なのは謙虚であることです。

人は必要な知識をすでに
自分の内に持っている
のだと知ることです。

そして私たちが謙虚に心を開き、
自分と同じように隣人を愛し、
尊敬することができるのなら、
私たちはおたがいに
助け合うことができるのです。』

-エリザベス・キューブラー=ロス(精神科医)-

『一人では生きていけません。』

-ホセ・ムヒカ(ウルグアイ第40代大統領)-

感謝の気持ちを持つ

『ジブリでいつも作業が始まる前に、
掃除をしてくれるおじいさんと
おばあちゃんがいるんですけど、
たぶん一番丁寧なあいさつをするのは
鈴木さんと僕です。

本当によくやってくれるもんねえ。

「どうもありがとうございます。
おはようございます」
って言うと、向こうも
「おはようございます」
って。

ほんとそうなんですよ。

だから、その前を、
ボソーッとした顔して耳栓なんかして
音楽なんか聴いてるやつが通るとね、
蹴飛ばしたくなるんですよ。

お前たちの国は滅びるぞってね。』

-宮崎 駿(アニメーション作家・映画監督・漫画家)-

誠実な態度を貫く

『最も尊敬される人間は、
最も学問のある人間では決してない。

最も聡明で、最も誠実な人間なのだ。』

-ジョルジュ・サンド(作家)-

『他人に同調し
仲良くやっていくのは簡単ですが、
他人の行動に関係なく、
「誠実さ」という
最高の規準を守り行動できるなら、
あなたは自然に一流の人間に
成長していきます。』

-ナポレオン・ヒル(作家)-

『人間の真の誠実は、
たとえば礼儀正しさと同じように、
小さなことに対する
その人の態度にあらわれる。』

-カール・ヒルティ(法学者・哲学者・政治家・文筆家)-

『謙遜であれ、
柔和であれ、

しかし意気地なしであってはならない。』

-内村 鑑三(思想家・文学者)-

プライド

自意識、自尊心、虚栄心、、

『世間は、君の自尊心を気にかけてはくれない。

世間は、君が自尊心を満たす前に、
君が何かを成し遂げることを期待している。』

-ビル・ゲイツ(Microsoft創業者)-

『人間のすべての性質のなかで、
嫉妬は一番みにくいもの、
虚栄心は一番危険なものである。

心の中のこの二匹の蛇からのがれることは、
素晴らしくこころよいものである。』

-カール・ヒルティ(法学者・哲学者・政治家・文筆家)-

『最も高い所にある人は、
それだけはげしい危険に
さらされることが多いが、
それは過度の自信のせいである。』

-トマス・ア・ケンピス(神秘思想家・神学者)-

高慢

『高慢な者は何かを所有しただけでは喜ばない。

人より多く持って、初めて喜ぶのである。

人は金持ちであることや、
頭が良いこと、
見目麗しいことなどを
誇るのだとわたしたちは言うが、
実際にはそうではない。

人は、他人よりもお金をより多く所有し、
より賢く、より外見が良いときに
誇りを感じるのである。

人が皆同様に裕福で、
頭が良く美しいならば、
誇るものは何もない。

人を高慢にするのは比較である。

すなわち、
「自分は他よりも優れている」
という優越感である。

競争心という要素がなくなれば、
高慢もその姿を消すのである。』

-C・S・ルイス(学者・作家)-

『高慢は、衣食住に必要な
すべてのものよりも高くつく。』

-トーマス・ジェファーソン(第3代米国大統領)-

『高慢はつねに
かなりの愚かさに結びついている。

高慢はつねに
破滅の一歩手前で現れる。

高慢になる人は、
すでに勝負に負けている。』

-カール・ヒルティ(法学者・哲学者・政治家・文筆家)-

『滅びる原因は、自らの内にある。』

-徳川 家康(武将・戦国大名・江戸幕府の初代征夷大将軍)-

足を引っ張る

他人を侮辱し、蹴落とすことで、自分が上に立とうとする行為は、例え上手くいっても、醜く、上っ面の自己満足でしかない。

『もし、自分が今までにからかった人間と
結婚せざるを得ないなら、
少なくとも200人の妻がいるはずだ。』

-モーツァルト(作曲家・演奏家)-

『他の短を挙げて、己が長を
顕(あらわ)すことなかれ。

人を譏(そし)りて
おのれに誇るは
甚(はなは)だいやし。』

-松尾 芭蕉(俳諧師)-

『みんな自分よりバカだと
思ったらおしまいですよ。

自分の方が才能があるとか、
そういうものの見方で見る
人間っていうのはいますけど、

あるいはなにがなんでも
自分のものをやらなければ
生きては帰れないとかね、

そういう人間の方が
僕が見てる範囲だと伸びないですね。』

-宮崎 駿(アニメーション作家・映画監督・漫画家)-

『無知よりも危険な
たった一つのことは、
傲慢である。』

-アインシュタイン(物理学者)-

『世界中の人間がだれ一人として
まぬがれることのできない
一つの悪徳がある。

人びとはそれを他者の中に見て
嫌悪を感じるが、
自分もその罪を犯しているとは
ほとんど夢想だにしない。

この悪徳とは何か。

それは傲慢、あるいはうぬぼれである。

悪魔が悪魔となったのは、
高ぶりのゆえであった。

高ぶりは、人を
他のすべての悪へと導いていく。

それは完全に反神的な心の状態である。

そして、傲慢は本質的に自己が
「他と競うとき」に生まれるものである。』

-C・S・ルイス(学者・作家)-

徳川家康の遺訓

人の一生は
重きを負うて
遠き道を行くがごとし。
急ぐべからず。

不自由を常と思えば、
不足なし。
心に望みおこらば
困窮したる時を
思い出すべし。

堪忍は無事長久の基、
怒りは敵と思え。

勝つ事ばかりを知りて、
負くる事を知らざれば、
害その身に至る。

己を責めて、
人を責むるな。

及ばざるは、
過ぎたるより優れり。

-徳川 家康(武将・戦国大名・江戸幕府の初代征夷大将軍)-

人の一生というものは、
重い荷を背負って
遠い道を行くようなものだ。
急いではいけない。

不自由が当然のことだと思えば、
不満は生じない。

心に欲が起きたときには、
苦しかった時を思い出すことだ。

耐え忍ぶことが、
無事に長く安らかでいられる基礎で、
怒りは敵と思いなさい。

勝つことばかり知って、
負けを知らないことは、
悪いことが起こる。

自分の責任だと考え、
他人に責任を押し付けるな。

足りないほうが、
やり過ぎてしまっているより優れている。

6章 無我の境地へ