健康ライフGame

あなただけのストーリーをデザインする道具箱

結婚

ことわざがあります。
『一窯のパンを焼き損ねれば一週間、
収穫が悪ければ一年間、
不幸な結婚をすれば一生を棒に振る』

離婚率も高くなっている現代社会において、
結婚観は変わってきているので、
「不幸な結婚」という言葉の重みは薄らいでいる気もします。

しかし、今でも結婚相手というのは、
時間、お金、未来と、
お互いに共有するものが大きいので、
慎重に選ばないといけませんね。

結婚に対して、
華やかなイメージで描かれていることが多いですが、
現実には、それは結婚生活において
ただの一面に過ぎないのではないでしょうか。

共有する時間が増えるほど、
合わないところ、嫌なところも見えてきます。

生活感の違い、考え方の違い、
譲れない部分でぶつかり合いも生じます。

当たり前だと思ってたこと、
当たり前だと思ってきたことが、
相手にとって全然違っていた
なんてことは育った家庭や環境が違えば当然です。

結婚で後悔しないために、何が大事でしょうか?

結婚は結果ではありません

『結婚したらいろいろ分かってきますよ。

いままでは半分謎だったことが。』

-モーツァルト(作曲家・演奏家)-

『とにかく結婚したまえ。

良妻を持てば幸福になれるし、

悪妻を持てば哲学者になれる。』

-ソクラテス(古代ギリシアの哲学者)-

『結婚するものも仕合わせだし、
しないものも仕合わせだ。

どっちにも人間としての喜びがある。』

-武者小路 実篤(小説家・詩人・劇作家・画家)-

『僕は年寄りになっても
相変わらず独身なのです。

これからもそのままのはずです。
女っ気がなくても
惨めというものではありません。』

-ルイス・キャロル(数学者・論理学者・写真家・作家・詩人)-

『男が家庭を持ちたいってのは、
思い切り阿呆になれる
場所がほしいからだ。』

-川端 康成(小説家)-

『結婚は早すぎてもいけない、
遅すぎてもいけない、
無理が一番いけない、
自然がいい。』

-武者小路 実篤(小説家・詩人・劇作家・画家)-

『良い結婚よりも美しく、
親しみある魅力的な関係の
団体や集まりはない。』

-マルティン・ルター(神学者・教授・作家・聖職者)-

悲観的な結婚観

結婚に期待を持ちすぎると、相手に求めすぎると、相手も自分自身も辛くなるでしょう。

『結婚したまえ、
君は後悔するだろう。

結婚しないでいたまえ、
君は後悔するだろう。』

-セーレン・キェルケゴール(哲学者・思想家)-

『結婚はしてもしなくても
後悔するものである』

-フランツ・カフカ(作家)-

『結婚は鳥カゴのようなものだ。

カゴの外の鳥は
餌箱をついばみたくて中へ入りたがり、

カゴの中の鳥は
空を飛びたくて外へ出たがる。』

-モンテーニュ(哲学者)-

『結婚するとは、
彼の権利を半分にして
義務を二倍にすることである。』

-ショーペンハウアー(哲学者)-

『恋のない結婚のあるところには、
結婚のない恋が生まれることだろう。』

-ベンジャミン・フランクリン(政治家・外交官・著述家・物理学者・気象学者)-

『他人によって永遠の幸せが得られるなんて、
あなたは本当にそう思っているんですか?

いくらその他人が最愛の男だったとしても。

私は自分の経験から男というものをよく知っています。

だって、私もその一人なんですから。

男に期待しすぎてはいけません。』

-アインシュタイン(物理学者)-

『そう、君らにはわかるまいが、
五十六十の堂々たる紳士で、
女房が恐ろしくてうちへ帰れないで、
夜中に外をさまよっているのは、
いくらでもいるんだよ。』

-川端 康成(小説家)-

『悪妻は百年の不作』

(悪い妻を持つと自分が一生不幸になるだけでなく、子孫にまで影響を及ぼす)

昔は家事や育児がすべて妻に任されていたため、家庭を任せられない妻を選ばないよう男性に対して言われた教訓的なことわざ。

『男やもめに蛆が湧き、

女やもめに花が咲く』

(妻を失った男や一人暮らしの男は不精で不潔な環境にあるのに対し、夫を失った女や一人暮らしの女は身綺麗で華やかである)

妻を亡くした男性は、
それまで家事をしてくれていた妻がいなくなって、
自分が家事をするようになるが
不慣れなため、家の中に蛆がわくように汚くなる。

対して、夫を亡くした妻は、
夫の世話から開放されて
ますます綺麗にする時間が増えることから、
部屋の中も清潔になり
身なりにも気を使う余裕が出るので、
花が咲いたように華やかになる
ということ。

『あらゆる知恵の中で
結婚についての知識が一番遅れている。』

-オノレ・ド・バルザック(小説家)-

ぶつかり、重なり合う

『夫婦とは
二つの半分になるのではなく
一つの全体になることだ』

-フィンセント・ファン・ゴッホ(画家)-

『結婚はゴールではない!
スタート!

しかも途中から障害物競争に変わる。』

-明石家さんま(お笑いタレント・司会者)-

『男性だけの世界観は
本当のものじゃない。

女性だけの世界観も
ほんとうのものとはいえない。

この男と女の世界観が
ぶつかり合って

そこで初めて
ほんとうの世界観が
生まれるんだ。』

-岡本 太郎(芸術家)-

結婚と離婚

『長い結婚は必ずしも出発に支配されない。』

-川端 康成(小説家)-

『二人の結婚は美しかった。

なぜなら彼女は離婚する力を持っていたから。

二人の離婚もまた美しかった。

なぜなら彼女は友達となれる心を持っていたから。』

-川端 康成(小説家)-

『みんなね離婚してね、
次にいい人と出会ってる
つもりでいるけど、
似たようなもんなのね。

ただ辛抱が効くようになっただけで。』

-樹木 希林(女優)-

結婚生活で気をつけたいこと

『妻は夫に家に帰ってくる喜びを、
夫は妻に自分が出かける悲しみを与えなさい。』

-マルティン・ルター(神学者・教授・作家・聖職者)-

『ほとんどの人が、どんな分野であれ、
自動的に大きな成功を収めることができる
と想像するほど、愚かではありません。

しかし、ほとんど全員が、結婚では、
自動的に成功を収めることができる
と信じます。』

-シドニー・ハリス(ジャーナリスト・コラムニスト)-

『夫婦というものは、どこか親子だよ。

時には亭主が父親のつもりになったり、
時には細君が母親のつもりになったり。

それでないと上手くゆかない。』

-川端 康成(小説家)-

『不幸な結婚生活では
相手がまず変わることを
お互いに要求し

相手の罪を言い立て
相手を正そうとしている。』

-スティーブン・R・コヴィー(作家・経営コンサルタント)-

『妻は夫と寝るときには、
下着と一緒に羞恥心も
脱ぎ捨てなくてはいけない。

しかし、再び下着を着けるときには
羞恥心も取り戻さなくてはいけない』

-ピタゴラス(古代ギリシアの数学者・哲学者)-

『男は結婚するとき、
女が変わらないことを望む。

女は結婚するとき、
男が変わることを望む。

お互いに失望することは不可避だ。』

-アインシュタイン(物理学者)-

『夫婦喧嘩は犬も食わない』

(夫婦喧嘩は、
つまらない原因であったり、
一時的なものであったりするから、
他人が間に入って仲裁したり心配するものではない)

何でも食う犬でさえ見向きもしないという意から、
夫婦間の細かい内情などは知りがたいものだし、
すぐに元に戻るようなことなのだから、
ほうっておけばよいということのたとえ。

幸福な家庭をつくる7原則

  1. 口やかましく言わない
  2. 長所を認める
  3. あら探しをしない
  4. ほめる
  5. ささやかな心尽くしを怠らない
  6. 礼儀を守る
  7. 正しい性の知識を持つ

-デール・カーネギー(作家)-

幸せな結婚生活を続けるために

家庭というのは帰る所であり、心安らぐ所であり、自分にとって都合がいい所とは違います。

詩『祝婚歌』(吉野弘)を読んでいると、幸せな結婚生活をするには、正しさよりも大切なものがあるような気がします。

祝婚歌

-吉野弘-

二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい

立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと気付いているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい

二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい

互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで
疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい

立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい

健康で 風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと 胸が熱くなる
そんな日があってもいい

そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい

5章 愛