『苦さの味を知らぬものは
甘さもわからない』
というドイツのことわざがあります。
「悲しい」のは「喜び」を知っているから。
「寂しい」のは「ぬくもり」を知っているから。
「優しくなれる」のは「辛さ」を知っているから。
悲しみ、人の痛みを知らなければ、
相手の気持ちを理解することはできません。
喜劇だけでなく、悲劇もあります。
ハッピーエンドだけでなく、バッドエンドもあります。
誰にも死が訪れるように、
誰にも悲しむことがあるでしょう。
気持ちを分かり合えるから、
人を信頼することができます。
悲しみにどう向き合いますか?
『生きる日のよろこび、悲しみ。
一日一日が新しい彩りをもって
息づいている。』
-岡本 太郎(芸術家)-
『やさしさを持った人は、
それ以上の悲しみを持っている。』
-明石家さんま(お笑いタレント・司会者)-
『悲しいときは全身で悲しみ
嬉しいときには手放しで喜ぶ
そういう人間で私はありたい』
-相田 みつを(詩人・書家)-
『自己嫌悪がないということは
その人が自己を熱愛すること
のない証拠である。
自己に冷淡であるからだ。』
-志賀 直哉(小説家)-
『何も後悔することがなければ、
人生はとても空虚なものになるだろう。』
-フィンセント・ファン・ゴッホ(画家)-
『深く愛することのできる者のみが、
また大きな苦痛をも
味わうことができるのだ。』
-トルストイ(小説家・思想家)-
『希望を持たぬ者は、
絶望することもない。』
-セネカ(ローマ帝国の政治家・哲学者・詩人)-
『最も強い希望は、
絶望から生まれる。』
-バートランド・ラッセル(論理学者・哲学者・数学者)-
『神が我々に絶望を送るのは、
我々を殺すためではなく、
我々の中に新しい生命を
呼び覚ますためである。』
-ヘルマン・ヘッセ(小説家・詩人)-
悲しみ
『大きな悲しみには
勇気を持って立ち向かい、
小さな悲しみには
忍耐を持って立ち向かえ。
一日の仕事を終えたら安らかに眠れ。
あとは神が守ってくださる。』
-ヴィクトル・ユーゴー(詩人・小説家)-
『ひとつひとつの悲しみには意味がある。
時には、思いもよらない意味がある。
どんな悲しみであろうと、
それは、このうえなく大切なもの。
太陽がいつも朝を連れてくるように、
それは確かなことなのですよ。』
-エラ・ウィーラー・ウィルコックス(著作家・詩人)-
『最悪の病気と最悪の苦しみは、
必要とされないこと、
愛されないこと、
大切にされないこと、
誰もに拒絶されること、
誰からも消え失せることだと、
より実感するようになりました。』
-マザー・テレサ(修道女)-
辛さ・苦しみ・悩む先に
『まず、感情を隠さないこと。
思い切り泣いて、
絶望の底まで落ちなさい。
大丈夫などと見せかけの
強がりはしないこと。
これ以上落ち込めない
と自覚しとき、
心は静かに
浮かび上がっていき、
これまで自分を
支えてくれていたものに
気づくことになるでしょう。』
-エリザベス・キューブラー=ロス(精神科医)-
『苦しみは人を強くするか、
それとも打ち砕くか
のどちらかである。』
-カール・ヒルティ(法学者・哲学者・政治家・文筆家)-
『寒さにふるえた者ほど
太陽を暖かく感じる。
人生の悩みをくぐった者ほど
生命の尊さを知る』
-ホイットマン-
『真の勇気は、ただ徐々に、
しかも苦しい日々のうちにのみ
学びえられるものであり、
さらにまた、
およそ正しい人生観を得たり、
人間の型が大きくなったりするのも、
おもに苦難の日の賜物である。』
-カール・ヒルティ(法学者・哲学者・政治家・文筆家)-
『もし苦しみがなかったら、
人間は自分の限界を知らなかったろうし、
自分というものを知らなかったろう。』
-トルストイ(小説家・思想家)-
『あのときの
あの苦しみも
あのときの
あの悲しみも
みんな肥料になったんだなあ
じぶんが自分になるための』
-相田 みつを(詩人・書家)-
『悲しみは、
魂を高める災いではない、
幸いである。』
-ナポレオン・ヒル(作家)-
『これまでに激しい苦悩も味わわず、
自我の大きな劣敗を経験しなかった、
いわゆる打ち砕かれたことのない人間は、
何の役にも立たない。』
-カール・ヒルティ(法学者・哲学者・政治家・文筆家)-
苦は楽の種、楽は苦の種と知るべし
水戸黄門のモデルとなった人物「徳川 光圀(とくがわ みつくに)」の言葉です。
苦は楽に変わっていき、
楽は苦に変わっていきます。
人は、
苦しいことを嫌がり、
楽しいことを好みます。
しかし、
苦しいことも、楽しいことも、
日が昇り、朝日が照らすように、
日が沈み、暗くなるように、
変わっていくのです。
『苦しいから逃げるのではない。
逃げるから苦しくなるのだ。』
-ウィリアム・ジェームズ(哲学者・心理学者)-
『真の楽しみは
苦しみの中にこそある。』
-高杉 晋作(長州藩士・志士)-
『苦労せざるものは
幸運に値せず。』
-レオナルド・ダ・ヴィンチ(芸術家・科学者・発明家)-
『苦しみがこの世にあることによって、
私たちは喜びを
感じることが出来るのです。』
-ダライ・ラマ14世(僧侶・政治家)-
『苦難の中でこそ、
人は豊かになれる。』
-三浦 綾子(作家)-
『苦しみとは
人生の教師である
経験の別の呼び名です。』
-ホラティウス(古代ローマ時代の詩人)-
『これ以上ないくらい非情な炎も、
自分の強さを照らし出してくれる
灯になるのです。』
-エラ・ウィーラー・ウィルコックス(著作家・詩人)-
『病気はためになることが多い。
肉体を病めることによって
魂を解放し、浄(きよ)める。
一度も病気をしたことのない者は
十分に自己を知っているとはいえない。』
-ロマン・ロラン(作家)-
『喜びとは、苦悩の大木に実る果実である。』
-ヴィクトル・ユーゴー(詩人・小説家)-
『もしも、この世が喜びばかりなら、
人は決して勇気と忍耐を学ばないでしょう。』
-ヘレン・ケラー(教育家・社会福祉活動家・著作家)-
『人生は意義ある悲劇だ。
それで美しいのだ。
生き甲斐がある。』
-岡本 太郎(芸術家)-
『束縛があるからこそ、私は飛べるのだ。
悲しみがあるからこそ、高く舞い上がれるのだ。
逆境があるからこそ、私は走れるのだ。
涙があるからこそ、私は前へ進めるのだ。』
-マハトマ・ガンジー(インド独立指導者)-
『船というのは、
荷物をたくさん積んでいないと、
不安定でうまく進めない。
同じように人生も、
心配や苦痛、苦労を背負っている方が
うまく進める。』
-ショーペンハウアー(哲学者)-
『喜びが何であるかは、
元来、多くの苦しみを
耐え忍んできた人のみが知っているのだ。
それ以外の人たちは、
真の喜びとは似ても似つかぬ
単なる快楽を知っているにすぎない。
むしろそのような人々は、
真の喜びに耐えることすらできないであろう。』
-カール・ヒルティ(法学者・哲学者・政治家・文筆家)-
優しさ
『もし私が自分自身にやさしくしなければ、
一体他の誰が私にやさしくするというのでしょう?』
-マヤ・アンジェロウ(活動家・詩人・歌手・女優)-
寂しさ
『もう決して寂しくはない
なんべん寂しくないと言ったとこで
また寂しくなるのは決まっている
けれども、ここはこれでいいのだ
すべて寂しさと悲傷とを焚いて
人は透明な軌道を進む』
※読みやすいように、ひらがなを漢字に変えています
-宮沢 賢治(詩人・童話作家)-
不幸
『いつまでも続く不幸というものはない。
じっと我慢するか、
勇気を出して追い払うかの
いずれかである。』
-ロマン・ロラン(作家)-
『この世の中には色々の不幸がある。
しかしその不幸から良きものを生み出そうとし、
また生み出し得るものは賢い人である。』
-武者小路 実篤(小説家・詩人・劇作家・画家)-
『不幸は我々に
真の友人を教える
という長所がある。』
-オノレ・ド・バルザック(小説家)-
30いくつの若さで血を吐き出し、
息絶え絶えになっている自分を、
見舞いに来てくれた人に、
『あなたの方から見たら
ずいぶん惨憺たる(見るも無残な)景色でしょうが
わたくしから見えるのは
やっぱりきれいな青空と透き通った風ばかりです。』
-宮沢 賢治(詩人・童話作家)-