どのような食事をすれば、ダイエットが長期的に成功するのか。
特定の食事と長期的な体重の変化との関連を調べる、大規模な研究しました。
最大20年にわたり、肥満ではない男女10万以上のアメリカ人を対象に、肥満を予防するための食事と生活習慣を調査しました。
結果、精製穀物、肉、揚げ物などの食事が、体重を増やすことがわかりました。
また、おやつに定番のポテトチップス、お菓子やデザート、砂糖が入った飲み物も、体重の増加と関連していました。
全粒穀物、果物、野菜、ナッツ、ヨーグルトの摂取は、体重を減らしました。
この中でも最も体重が減少したのは、ヨーグルトでした。
日本における自殺者の原因・動機の圧倒的トップは「健康問題」です。
2018年では、健康問題が理由で1万人以上が自ら命を絶っています。
自殺の多くは、多様かつ複合的な原因、背景があり、様々な要因が連鎖する中で起きています。
しかし、健康問題が原因・動機の自殺者数は、経済・生活問題や家庭問題、勤務問題の3倍~5倍の自殺者数で、突出した1位となっています。
自殺の原因・動機となっている健康問題は何でしょうか?
ランニングは、短時間でも、楽しめる範囲内で、リラックスしながら運動を続ければ、健康増進の効果を得られます。
- 1日たった5分だけの短い時間でもOK
- 週に1回だけでもOK
- 週に合計1時間のランニングでOK
- ゆっくりと走るスロージョギングでOK
この簡単なランニングで、まったく走らない人に比べ、心臓疾患や死亡のリスクを3~5割軽減することができることが、5万人を超える15年間の調査で明らかになりました。
イタリア、ギリシャ、スペインなどの地中海沿岸の国々の人が食べている伝統的な料理である「地中海食」。
地中海食は、「記憶能力」および「健康」に対する良好な研究結果が繰り返し報告されています。
地中海沿岸諸国では、心臓の病気がある人の割合が少なく、地中海食が疾患の予防や症状の改善に良いと言われています。
イギリスやドイツ、北欧などに比べて、狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患が少ないのです。
そこで、地中海沿岸諸国の伝統的な食事法が「地中海式ダイエット」として注目されました。
2013年に国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)は、地中海食を無形文化遺産として登録しています。
2015年の「ランセット」誌に 掲載された論文によると
- 先進国ではどこでも女性は男性より
平均6年から8年長生き
- 豊かな国の男性は、女性に比べてどの年齢でも
死亡率が2倍高い
という、興味深い事実があります。
なぜ男性よりも女性の方が長生きなのか?
この要因こそ長寿の秘訣かもしれません。
心理学者で、ハーバード大学の心理学教授スーザン・ピンカーの研究をみてみましょう。
「幸せホルモン」や「幸福ホルモン」とも呼ばれるセロトニンは、脳内で働く神経伝達物質のひとつです。
ドーパミン(快感をもたらす)やノルアドレナリン(積極性を高める)などをコントロールして、感情や精神の安定に深く関わっています。
また、セロトニンは精神面だけではなく、消化や排便、体温調節など、体の様々な働きに関わっています。
睡眠、生体リズム調節、脳の覚醒に関わり、メラトニンとは逆に昼に多く分泌され、夜は分泌量が低下します。
またホルモンとしても働き、消化器系や気分、睡眠覚醒周期、心血管系、痛みの認知、食欲などを制御しています。
ストレスは敵?
ストレスは体に悪いというイメージが強いですが、ストレス自体には良いも悪いもありません。
ストレス反応への受け止め方によって、ストレスが人を死に追い込むこともあれば、ストレスが人を賢く強くすることもあるのです。
世界でストレスが原因とみられる心と体の病が急増しています。
「キラーストレス」と呼ばれるストレスは、人の体に「ストレス反応の暴走」を引き起こして、脳細胞や血管を破壊し、人を死に追い込む病です。
ストレスの考え方や対処の方法を知ることによって、ストレスから守るだけでなく、ストレスから心にも体にも良い影響を受けることができます。
ストレスを対処する方法を知り、ストレスを武器に変えましょう。
ストレスを武器にするには
ストレスは自分を賢く強くするために起こっていて
何かが起きた時に、
"なぜ"ではなく"何のために"
起きたのか?
と考えることが重要です。
ストレスは健康に悪いから、
なるべく避けたり、減らしたりしなければならない
ではなく
ストレスは役に立つから、
受け入れて、成長するための原動力にしよう!
と考えてみましょう。
DHEAは、デヒドロエピアンドロステロンの略称で、副腎や性腺で産生される男性ホルモンの一種です。
生体内でコレステロールを原料として生合成される性ステロイドホルモンであり、男女問わず体内に豊富に存在します。
血液中を流れていますが、20代をピークに血中濃度は徐々に低下していく、年齢とともに減少していくホルモンです。
老化プロセスを遅らせたり止めたり、あるいは若返らせる「若返りホルモン」や「長寿ホルモン」などと言われ、アンチエイジングや生活習慣病予防の観点からも注目を集めています。
DHEAの作用
DHEAは、若返りホルモンとも呼ばれ、筋力を保ったり、動脈硬化や脂質異常症を改善する働きがあります。
体の中で炎症を抑えたり、インスリンの働きを助けて糖尿病になるのを防ぐなど、様々な働きを持つホルモンです。
DHEAを増やすことで、以下の症状に効果があるとされています。
- 副腎疲労
- 循環器病
- 糖尿病
- 高コレステロール症
- 肥満
- 合併性硬化症
- パーキンソン病
- アルツハイマー症
- 免疫不全症
- うつ病
- 骨粗鬆症
Danish Twin Studyと呼ばれる研究によれば、生物学的限界内で平均的なヒトが生きる寿命が遺伝的に決まるのは、わずか10%です。
残りの90%が生活習慣によって決まります。では、どのような生活習慣をすれば長寿となれるのでしょう。
百寿者の特徴
百寿者は体の丈夫さ、生活、性格もそれぞれですが、共通点として多いものがあります。
- 慢性炎症の抑制
- 微小循環が良好
- 血管が柔らかく、しなやかで血管年齢が若い
- 地域の伝統食(穀物、植物性食品、魚介類、海藻類、発酵食品)を食べている
- 腸内細菌の優良菌(善玉菌)の割合が高い
- 食事は腹八分目(食べすぎない)
- 日常生活で負荷の強い身体活動(運動)をしている
- 孤独感を感じていない
- 人生、生きることへの幸福感(満足感)が高い
- ストレスを溜めない
- ストレスを肯定的に受け取る
- 自分の人生を肯定的にとらえる(ポジティブシンキング)
- 生きがいをもっている
食事は、カロリーが非常に低い日本の伝統的な食文化である伝統食「和食」。
一汁三菜を基本に、栄養のバランスが非常に優れている「まごはやさしい」の食材を取り入れましょう。
休んでも日々の疲れがとれない、歳をとって無理ができなくなった、そんなことを感じていませんか?
原因は体のエネルギー不足
「最近、疲れやすい・・・」
「休んでも疲れがとれない・・・」
「昔に比べて体力がなくなった」
「体に無理がきかない」
その原因は、体のエネルギーの源が減っているのかもしれません。
エネルギーの源を作れる量が減っているかもしれません。
作るエネルギー量を増やすことができれば、スタミナがアップします!
活力や持久力を向上させることができます!
では、どうすればエネルギー量を増やすことができるでしょうか?
体が錆びる?
わたしたちは、酸素を呼吸で取り込んで、細胞で体の働きの元となるエネルギーをつくります。
エネルギーと同時に活性酸素もできます。
酸化は、身体を錆びつかせるように、活性酸素が細胞に障害を引き起こすことです。
老化の原因とされるだけではなく、癌や生活習慣病、あらゆる体の不調にもつながっているとされます。
世界保健機関(WHO)では、「健康な食事(Healthy diet)」を紹介しています。
健康的な食生活は、栄養障害や非感染性疾患(肥満、2型糖尿病、心臓病、脳卒中、がん、歯科疾患、骨粗鬆症)を予防するのに役立ちます。
不健康な食事と身体活動の欠如は、健康に対するリスクを高めます。
毎日の栄養と生活習慣病の予防のために、WHOが推奨している「健康な食事(Healthy diet)」で、食事で摂りたい栄養素と、避けたい食品を知り、健康に役立てましょう。
人は、人生の1/3程の時間を睡眠に費やします。90歳まで生きるとしたら、なんと30年分の時間も眠っています。
それほど膨大な時間を使っている睡眠について、あなたはどれほど知っていますか?
睡眠について知り、改善することで、より身体的に健康で、精神的に充実した生活をおくってみましょう。
栄養が消化・吸収されるのに良い食べ方を知っていますか?
体に良いものを考えて、食べるものを選んでいても、栄養が吸収されなければ意味がありません。
栄養がある食事をして、その栄養をしっかり吸収していきましょう。