メトホルミンは、世界的にもっともよく処方されている、糖尿病治療薬のひとつです。
メトホルミンが肝臓での糖新生を抑制することなどによって、糖尿病に効能をもっています。
それだけでなく、メトホルミンで治療している糖尿病患者は、糖尿病のない人以上に、長生きできる可能性があり、
メトホルミンが寿命を延ばすアンチエイジング効果ある
と報告されています。
メトホルミンには、優れた治療効果があり、幅広い効果があると期待されています。
- 寿命を延ばす
- がんの発症を抑える
- 心臓血管疾患を抑える
- 糖尿病予備軍が疾患を発症する可能性を減らせる
アンチエイジング(抗老化)作用
メトホルミンは、マウス、線虫、ハエにおいて特定の条件下で、寿命を延ばすことが確認されています。
長寿な人の割合が非常に高い地域は、ブルーゾーンと呼ばれています。
このブルーゾーンに住む人達は、60歳を超えても活動的で、見た目も若々しく、とても元気です。
デーニッシュ・ツイン・スタディという調査によると、人の寿命を決めるもののうち、10%だけが、生物学的なもの、遺伝子です。
残りの90%はライフスタイルで決まります。
では、健康と長寿になれるライフスタイルはどのようなものか?
米国人研究者ダン・ベットナー(1960年生まれ)が、2004年から専門家グループ(医者、人類学者、人口学者、栄養学者、疫学者たち)とチームを組み、世界にあるブルーゾーンを調査をしました。
自然治癒力は、人工的な薬物を投与したりしなくても、生まれながらにして持っている、ケガや病気を治す力です。
「自己再生機能」と「自己防衛機能」に分けることができます。
自己再生機能
体が外傷などを負った時に、傷を治す機能のこと。
自己防御機能
生体の外部から浸入してくるウイルス・細菌類と戦う機能のこと=「免疫」。
微小循環とは、身体の隅々まで血液を循環させる血液の流れです。
全身の細胞へ、生きていくために必要な酸素と栄養素、水分を届け、いらなくなった二酸化炭素や老廃物を運び出します。
つまり細胞にとって不可欠なのです。
身体には太い血管だけでなく、足の先にいたるまで、細かい血管(毛細血管)がびっしり張り巡らされ、その全長はおよそ10万km!
血管内の血液の流れが滞ってしまうと細胞は、酸素と栄養素、水分が足りなくなり、活動できなくなります。
不要な二酸化炭素や老廃物を運び出すこともできません。
血行を良くして全身の血の巡りを良くすること、つまり微小循環が正しく機能することは、体を健康に保つために非常に重要なのです。
しかし毛細血管の劣化によって血液の流れが悪くなり、栄養が運べなくなった部分は細胞が死に、毛細血管が消えてしまいます。
微小循環を良好に保つためにはどうすればいいでしょうか?
炎症は健常状態に回復する(恒常性を正常に維持する)ために起こります。
しかし炎症の進行が緩やかに持続する慢性炎症は、生活習慣病やがんを含む加齢関連疾患に共通する基盤病態となっています。
江戸時代の本草学者、儒学者である貝原益軒によって、正徳2年(1712年)に書かれた養生(健康、健康法)についての指南書『養生訓』。
益軒83歳の著作で、実体験に基づき健康法を解説しています。
長寿を全うするための一般向けの生活心得書であり、身体の養生だけでなく、精神の養生も説いています。
『歩く事は人間にとって最良の薬である。』
-ヒポクラテス(古代ギリシアの医者)-
『歩くと頭が軽くなる。』
-ヒポクラテス(古代ギリシアの医者)-
『筋肉を充分に使っている人は
病気に罹り(かかり)にくく、
いつまでも若々しい。』
-ヒポクラテス(古代ギリシアの医者)-
『病気は食事療法と運動によって治療できる。』
-ヒポクラテス(古代ギリシアの医者)-
食事によって、身体を構成する細胞、生きるのに必要なエネルギーが作られています。
また足りなかったり、不要なものを食べることで、病気の原因になっています。
では正しい食事とはどのようなものでしょうか?
『食べ物について知らない人が、
どうして人の病気について
理解できようか。』
-ヒポクラテス(古代ギリシアの医者)-
あなたの体は健康ですか?
大きな病気にかかったことがなく、
健康診断で数値に問題がないのなら
一般的に健康と言えそうです。
ただし、失ってから気づくということは多いですね。
気づかぬうちに病気が進行していて
取り返しのつかないことになっていたケースもあります。
そうならないためにも、普段から体の状態を正しく知り
ケアをしていきましょう。
健康の基準はどこ?