長寿な人の割合が非常に高い地域は、ブルーゾーンと呼ばれています。
このブルーゾーンに住む人達は、60歳を超えても活動的で、見た目も若々しく、とても元気です。
デーニッシュ・ツイン・スタディという調査によると、人の寿命を決めるもののうち、10%だけが、生物学的なもの、遺伝子です。
残りの90%はライフスタイルで決まります。
では、健康と長寿になれるライフスタイルはどのようなものか?
米国人研究者ダン・ベットナー(1960年生まれ)が、2004年から専門家グループ(医者、人類学者、人口学者、栄養学者、疫学者たち)とチームを組み、世界にあるブルーゾーンを調査をしました。
Danish Twin Studyと呼ばれる研究によれば、生物学的限界内で平均的なヒトが生きる寿命が遺伝的に決まるのは、わずか10%です。
残りの90%が生活習慣によって決まります。では、どのような生活習慣をすれば長寿となれるのでしょう。
百寿者の特徴
百寿者は体の丈夫さ、生活、性格もそれぞれですが、共通点として多いものがあります。
- 慢性炎症の抑制
- 微小循環が良好
- 血管が柔らかく、しなやかで血管年齢が若い
- 地域の伝統食(穀物、植物性食品、魚介類、海藻類、発酵食品)を食べている
- 腸内細菌の優良菌(善玉菌)の割合が高い
- 食事は腹八分目(食べすぎない)
- 日常生活で負荷の強い身体活動(運動)をしている
- 孤独感を感じていない
- 人生、生きることへの幸福感(満足感)が高い
- ストレスを溜めない
- ストレスを肯定的に受け取る
- 自分の人生を肯定的にとらえる(ポジティブシンキング)
- 生きがいをもっている
食事は、カロリーが非常に低い日本の伝統的な食文化である伝統食「和食」。
一汁三菜を基本に、栄養のバランスが非常に優れている「まごはやさしい」の食材を取り入れましょう。
レプチンは脂肪細胞によって作り出される、食欲と代謝の調節をおこなうホルモン。
ギリシャ語で『痩せる』を意味する「leptos」から命名された「leptin」は、肥満の抑制や体重増加の制御の役割を果たします。
栄養が消化・吸収されるのに良い食べ方を知っていますか?
体に良いものを考えて、食べるものを選んでいても、栄養が吸収されなければ意味がありません。
栄養がある食事をして、その栄養をしっかり吸収していきましょう。
満腹になるまで食べないで、少し控えめに。食べ過ぎは、百害あって一利なしです。
- 腹八分目で医者いらず
- 腹六分目で老いを忘れる
- 腹四分目で神に近づく
と言われています。
腹八分目で病気にならなくなる
↓
免疫力や自然治癒力が高まる
腹六分目で老化を感じなくなる
↓
細胞が生まれ変わる(サーチュイン遺伝子の活性化、オートファジー)
腹四分目で神に近づく
↓
脳エネルギー源としてケトン体が使われる
あなたは一日に何食、食べていますか?