子育ては富よりもさらに寿命を延ばす
オーストリアとポルトガルの研究者らが、イギリスの約20万の国勢調査データを分析して、子どもの誕生といった個人的な環境が寿命に及ぼす影響を調べました。
子どもを持つ、親となった人たちは、
- 感染症、がん、心臓病による死亡するリスク
- 不幸な事態に巻き込まれたり、殺人、自殺によって死亡するリスク
が低いことが明らかにされました。
あなただけのストーリーをデザインする道具箱
オーストリアとポルトガルの研究者らが、イギリスの約20万の国勢調査データを分析して、子どもの誕生といった個人的な環境が寿命に及ぼす影響を調べました。
子どもを持つ、親となった人たちは、
が低いことが明らかにされました。
平熱が低い低体温ですと、免疫力が低くなります。
そうすると病気にかかりやすく、治りも遅くなります。
そこで、
「体を冷やさないようにしましょう」
「平熱が上がるように温活をしましょう」
といった内容を見かけます。
この考え方ですと
「体温が高い方が健康」
となります。
では体温(平熱)が低いほど長生きなのでしょうか?
あなたは年を取るのは嫌ですか?
「歳を取ること」の捉える方で寿命が変わったという驚きの調査結果が出ています。
イェール大学の研究で、20年にわたって中年の男女を調査をしました。
年齢を重ねることを「ポジティブに捉えている人たち」は、「ネガティブに捉えている人たち」よりも、平均寿命が7.6年長かったのです。
サーチュイン遺伝子は、長寿遺伝子または長生き遺伝子、抗老化遺伝子とも呼ばれ、体内で重要な役割を担っている酵素です。
誰もが持っている遺伝子で、細胞の損傷を防いだり、筋肉を作り、エネルギー産生に影響を与え、健康を促進します。
さらには、記憶力の向上、血糖値の調整、ガンの発生につながるフリーラジカルを原因とする損傷の除去、老化防止や寿命を伸ばすなどの報告もあります。
ヒトには7種類の長寿遺伝子があり、細胞の中の核やミトコンドリアにある、ヒトでは10番目の染色体に存在しています。
普通の生活では眠っている状態で、活性化することにより生物の寿命が延びるとされています。
がんを食事により予防するため、1990年にアメリカ国立癌研究所 (NCI) によって、2000万ドルの予算で開始された計画『デザイナーフーズ計画(designer foods project)』。
食品に含まれる化学物質フィトケミカルを特定して、加工食品に加える目的で、研究が開始されました。
野菜、果物、穀類、海藻類、ハーブ、香辛料などの植物性食品に含まれる数万種類のフィトケミカルのうち、約600種のフィトケミカルにがん予防効果の可能性があると判明しました。
その600種類のうちより、がん予防効果の高い食品、および食品成分を約40種類を「デザイナーフーズ(designer foods)」として公開されました。
その後、1993年に予算カットによりデザイナーフーズ計画はなくなりましたが、フィトケミカルの研究は続いています。
そして、アメリカのがん死亡率は、1991年のピーク時から2016年までの25年間にわたり下がり続けています。