ヒトの皮膚や消化管には、様々な常在菌が生息しています。体は害のある菌から、この常在菌によって守られているのです。
皮膚、口腔、腸管、腟などに存在している真菌のカンジダ菌も常在菌です。通常は、カンジダ菌が体に害となることはありません。
しかし、何かしらの原因で他の菌のバランスを崩れた場合、カンジダ菌が異常に増殖して、日和見感染「カンジダ症」を起こすことがあります。
真菌はカビなので、体にカビが生えるような状態です。体はカンジダ菌に対する免疫応答で、炎症をおこします。
増殖したカンジダ菌と炎症により、体に様々なトラブルを引き起こします。
さらにカンジダ症は悪化するほど、治療が大変になります。早期の対処が必要です。
カンジダ症は気づきにくい
カンジダ症の中でも、特に厄介な全身の影響を与える腸カンジダは自覚症状がなく、感染していても気づくのが難しいです。
また膣カンジタ等に関しては多くの検査キットが出回っていますが、腸カンジダの検査は良い検査が少ないのです。
まずは見えるところや症状からチェックしてみましょう。