スマートフォン(スマホ)など、LEDを用いた液晶画面の光に多く含まれるブルーライトは、目や体に悪影響を及ぼすのか。
2018年に、ブルーライトの刺激によって、目の細胞は傷つく可能性がある、という報告がありました。
Scientific Reports誌に掲載された論文をきっかけに
- ブルーライトで失明が早まる
- スマホのブルーライトでは失明しない
- ブルーライトは視力に影響しない
など、様々な報道が相次ぎました。
ブルーライトが角膜や網膜といった目の組織に与える影響はまだよく分かっていないため、慎重な検討が必要です。
夜のブルーライトは悪影響
ブルーライトは、体内時計(サーカディアンリズム)を整える、健康を維持する上で重要な役割を果たしています。
夜のブルーライトが、メラトニンの分泌を減少させ、体内時計を狂わせます。不眠症などの睡眠障害の原因となります。
これは、数種類のがん(乳がん、前立腺がんなど)や糖尿病、心臓病、肥満などさまざまな生活習慣病の発症リスクを高める要因の一つとされています。
腸内には、約3万種類、100兆~1000兆個という膨大な数の細菌が生息していて、腸内細菌の重量の1.5kg~2kgになります。
人の細胞の数は37兆個なので、腸内だけで人の細胞の数の3倍~30倍もの細菌が生息しています。
腸の内面を広げるとテニスコート1面分にも相当し、さながら花畑のように細菌類が生息していることから
「腸内フローラ」(フローラ=花畑)
または
「腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)」(叢=草むら)
と呼ばれています。
「腸は第2の脳」と呼ばれるように、この腸内細菌叢が体だけではなく精神にも影響することがわかっています。
また腸内細菌は免疫に大きく影響を与えます。
「便秘は万病の元」と言われ、
便秘が腸内細菌叢に、
腸内細菌叢が便秘に、
相互に影響して、悪化すると心身の病気の原因となります。
これはつまり理想的な腸内細菌叢になれば
病気になりにくい体や
より幸せを感じることができます。
理想的な腸内細菌叢を作るにはどうしたらよいでしょうか?
人は、人生の1/3程の時間を睡眠に費やします。90歳まで生きるとしたら、なんと30年分の時間も眠っています。
それほど膨大な時間を使っている睡眠について、あなたはどれほど知っていますか?
睡眠について知り、改善することで、より身体的に健康で、精神的に充実した生活をおくってみましょう。