「幸せホルモン」や「幸福ホルモン」とも呼ばれるセロトニンは、脳内で働く神経伝達物質のひとつです。
ドーパミン(快感をもたらす)やノルアドレナリン(積極性を高める)などをコントロールして、感情や精神の安定に深く関わっています。
また、セロトニンは精神面だけではなく、消化や排便、体温調節など、体の様々な働きに関わっています。
睡眠、生体リズム調節、脳の覚醒に関わり、メラトニンとは逆に昼に多く分泌され、夜は分泌量が低下します。
またホルモンとしても働き、消化器系や気分、睡眠覚醒周期、心血管系、痛みの認知、食欲などを制御しています。
ストレスは敵?
ストレスは体に悪いというイメージが強いですが、ストレス自体には良いも悪いもありません。
ストレス反応への受け止め方によって、ストレスが人を死に追い込むこともあれば、ストレスが人を賢く強くすることもあるのです。
世界でストレスが原因とみられる心と体の病が急増しています。
「キラーストレス」と呼ばれるストレスは、人の体に「ストレス反応の暴走」を引き起こして、脳細胞や血管を破壊し、人を死に追い込む病です。
ストレスの考え方や対処の方法を知ることによって、ストレスから守るだけでなく、ストレスから心にも体にも良い影響を受けることができます。
ストレスを対処する方法を知り、ストレスを武器に変えましょう。
ストレスを武器にするには
ストレスは自分を賢く強くするために起こっていて
何かが起きた時に、
"なぜ"ではなく"何のために"
起きたのか?
と考えることが重要です。
ストレスは健康に悪いから、
なるべく避けたり、減らしたりしなければならない
ではなく
ストレスは役に立つから、
受け入れて、成長するための原動力にしよう!
と考えてみましょう。
腸内には、約3万種類、100兆~1000兆個という膨大な数の細菌が生息していて、腸内細菌の重量の1.5kg~2kgになります。
人の細胞の数は37兆個なので、腸内だけで人の細胞の数の3倍~30倍もの細菌が生息しています。
腸の内面を広げるとテニスコート1面分にも相当し、さながら花畑のように細菌類が生息していることから
「腸内フローラ」(フローラ=花畑)
または
「腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)」(叢=草むら)
と呼ばれています。
「腸は第2の脳」と呼ばれるように、この腸内細菌叢が体だけではなく精神にも影響することがわかっています。
また腸内細菌は免疫に大きく影響を与えます。
「便秘は万病の元」と言われ、
便秘が腸内細菌叢に、
腸内細菌叢が便秘に、
相互に影響して、悪化すると心身の病気の原因となります。
これはつまり理想的な腸内細菌叢になれば
病気になりにくい体や
より幸せを感じることができます。
理想的な腸内細菌叢を作るにはどうしたらよいでしょうか?
人は、人生の1/3程の時間を睡眠に費やします。90歳まで生きるとしたら、なんと30年分の時間も眠っています。
それほど膨大な時間を使っている睡眠について、あなたはどれほど知っていますか?
睡眠について知り、改善することで、より身体的に健康で、精神的に充実した生活をおくってみましょう。