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テロメアが健康寿命を決める?

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人の体は、成人で約37兆個の細胞により身体が構成されています。

この細胞一つ一つの中には核が存在していて、染色体と呼ばれるDNAの束が収められています。

染色体の末端部分にあるのがテロメアです。

このテロメアが、老化や病気に関連する健康寿命、そして見た目の若さに大きく影響をしています。

子どもがいると長生きできる

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子育ては富よりもさらに寿命を延ばす

オーストリアとポルトガルの研究者らが、イギリスの約20万の国勢調査データを分析して、子どもの誕生といった個人的な環境が寿命に及ぼす影響を調べました。

子どもを持つ、親となった人たちは、

  • 感染症、がん、心臓病による死亡するリスク
  • 不幸な事態に巻き込まれたり、殺人、自殺によって死亡するリスク

が低いことが明らかにされました。

空腹は体に良い:ファスティングと断食の効果

ファスティングと断食には、様々なメリットがあります。

細胞レベルおよび分子レベルで、いくつかのことが体に起こります。

期待できる効果は

  • 病気の治療
  • 健康増進
  • ダイエット・減量
  • 美容効果
  • 寿命延長

など様々です。

ただし効果には個人差があります。

また正しいやり方でおこなわないと危険ですので注意してください。

健康によいフルーツ・果物

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「1日にリンゴ1個で医者いらず」と言われますが、このことわざは、ウェールズ由来の英語のことわざが由来となっています。

1日1個のリンゴは医者を遠ざける
(An apple a day keeps the doctor away)

リンゴ(あるいは果物や野菜一般)を食べることが健康によい効果をもたらす、という民衆の知恵を示したものです。

リンゴを始めとして、フルーツを幅広く食べることは、栄養やビタミンを摂るのに大切です。

クッキー、ケーキ、アイスクリームなど砂糖を加えたものを食べる代わりにフルーツを食べることは、甘いものが食べたい欲求を満たすためのより健康的な方法です。

フルーツを食べると体重が低下するフルーツにダイエット効果があるということも、大規模な調査で研究結果がでています。

フルーツの多くは食物繊維をたっぷり含んでいるので、フルーツを食事に加えることで、血糖値の急上昇を防ぐのに役立ちます。

フルーツを食べることで、肥満や糖尿病を予防できる可能性があります。

それぞれのフルーツにある体に良い健康効果を知り、あなたの健康に役立ててください。

「肥満」と「太りすぎ」が激増

世界的に肥満が増えていて、1975年から2016年の40年の間に肥満人口が約3倍になりました。

2016年には、18歳以上の19億人を超える成人が、BMI 25以上の「過体重(太りすぎ)」でした。

世界の成人人口の39%(男性の39%、女性の40%)、なんと成人の5人に2人が過体重(太りすぎ)です。

そして6億5000万人以上が、BMI 30以上の「肥満」でした。世界の成人人口の約13%(男性の11%、女性の15%)が肥満です。

未成年の過体重または肥満も急激に増えています。

2016年には、5~19歳の18%を超える3億4000万人以上の子供と青年が、過体重または肥満でした。

子供と青年の5人に1人が過体重(太りすぎ)です。

5歳未満でも4,100万人の子供たちが、過体重または肥満でした。

メトホルミンは寿命を延ばす

メトホルミンは、世界的にもっともよく処方されている、糖尿病治療薬のひとつです。

メトホルミンが肝臓での糖新生を抑制することなどによって、糖尿病に効能をもっています。

それだけでなく、メトホルミンで治療している糖尿病患者は、糖尿病のない人以上に、長生きできる可能性があり、

メトホルミンが寿命を延ばすアンチエイジング効果ある

と報告されています。

メトホルミンには、優れた治療効果があり、幅広い効果があると期待されています。

  • 寿命を延ばす
  • がんの発症を抑える
  • 心臓血管疾患を抑える
  • 糖尿病予備軍が疾患を発症する可能性を減らせる

アンチエイジング(抗老化)作用

メトホルミンは、マウス、線虫、ハエにおいて特定の条件下で、寿命を延ばすことが確認されています。

赤ワインのポリフェノール:レスベラトロール

レスベラトロールは、ブドウ、ブルベリー、クランベリー等のベリー類やワインに含まれ、抗がん性やアンチエイジングの効果があるとされています。

レスベラトロールは、寿命延長作用の研究が、酵母、線虫、ハエ、魚類で報告され、2006年に「Nature」でヒトと同じ哺乳類であるマウスの寿命を延長させるとの成果が発表され、種を超えた寿命延長作用として、大きな注目を集めました。

マウスなどのモデル生物・実験動物を用いた研究では、

  • 寿命延長
  • 抗炎症
  • 抗癌
  • 認知症予防
  • 放射線による障害の抑止
  • 血糖降下、脂肪の合成や蓄積に関わる酵素の抑制

などの効果が報告されています。

EPA(エイコサペンタエン酸)

EPAはエイコサペンタエン酸の略称で、ニシンやサバ、サケ、イワシなど青魚などの魚介類に多く含まれる脂肪(油)です。

「血液をサラサラにする」ことで、血液の流れを良くします。

血流が良くなると、細胞へ酸素や栄養素をスムーズに運ぶことができ、老廃物を外に出すこともできます。

EPAのすごい効果

EPAを利用した研究で、作用の解明は不十分や解明されていない作用もありますが、様々な効果があると報告されています。

  1. 血管年齢を若く保つ
  2. 動脈硬化を防ぐ
  3. HDLを復活させる
  4. 中性脂肪を減らす
  5. 目に潤いを与える
  6. スポーツ機能をアップする
  7. アレルギーを改善する
  8. 高血糖状態を改善する

オメガ3とオメガ6:サラサラ血液・ドロドロ血液

油(食用油)は体に悪いと言われることがありますが、三大栄養素として、栄養素としての脂肪は、炭水化物、たんぱく質と共に重要です。

食用油、肉・魚の脂身、ナッツ、種、アボカド、チョコレートなど油・脂質・脂肪=脂肪酸が豊富に含まれています。

脂肪の中でも「必須脂肪酸」と呼ばれる脂肪酸は、体内で合成できないため、摂取する必要があります。

オメガ3の「α-リノレン酸」とオメガ6の「リノール酸」は共に、必須脂肪酸に含まれます。

液体の油=血液がサラサラ?

常温で固体:飽和脂肪酸
常温で液体:不飽和脂肪酸

があり、オメガ3とオメガ6はどちらも液体の不飽和脂肪酸です。

常温で固体の動物脂肪(脂身)が血液をドロドロにして、常温で液体の植物油は血液をサラサラにしてくれそうですが、そうではありません。

常温で液体のオメガ6には血液をドロドロにする作用があり、オメガ3には血液をサラサラにする作用があるのです。

世界の健康食:地中海食

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イタリア、ギリシャ、スペインなどの地中海沿岸の国々の人が食べている伝統的な料理である「地中海食」。

地中海食は、「記憶能力」および「健康」に対する良好な研究結果が繰り返し報告されています。

地中海沿岸諸国では、心臓の病気がある人の割合が少なく、地中海食が疾患の予防や症状の改善に良いと言われています。

イギリスやドイツ、北欧などに比べて、狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患が少ないのです。

そこで、地中海沿岸諸国の伝統的な食事法が「地中海式ダイエット」として注目されました。

2013年に国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)は、地中海食を無形文化遺産として登録しています。

長寿遺伝子:サーチュイン遺伝子

サーチュイン遺伝子は、長寿遺伝子または長生き遺伝子、抗老化遺伝子とも呼ばれ、体内で重要な役割を担っている酵素です。

誰もが持っている遺伝子で、細胞の損傷を防いだり、筋肉を作り、エネルギー産生に影響を与え、健康を促進します。

さらには、記憶力の向上、血糖値の調整、ガンの発生につながるフリーラジカルを原因とする損傷の除去、老化防止や寿命を伸ばすなどの報告もあります。

ヒトには7種類の長寿遺伝子があり、細胞の中の核やミトコンドリアにある、ヒトでは10番目の染色体に存在しています。

普通の生活では眠っている状態で、活性化することにより生物の寿命が延びるとされています。

サーチュイン遺伝子の活性化で期待される効果

  • 脂肪燃焼
  • エネルギー産生を高める
  • 食欲減退
  • 筋肉量の増加
  • 免疫力を高める
  • 健康増進
  • 血糖値・血中脂肪の調整
  • 美肌効果
  • 薄毛予防効果
  • 細胞の損傷を防ぐ
  • 心血管疾患の原因防止
  • 神経疾患の原因防止
  • がんの原因防止
  • 記憶力の向上
  • 老化防止
  • 寿命を伸ばす

寿命を延ばす酵素:テロメラーゼ

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老化する細胞

人は年をとるにつれて、慢性疾患や、脳卒中、心臓病、がんなどの病気を発症しやすくなる傾向にあります。

これらの原因のひとつに「細胞の老化」が挙げられます。

人の体は、成人で約37兆個の細胞により身体が構成されています。

この細胞の一つひとつの中に、いくつかのミトコンドリアとDNAが収められた核があります。

ミトコンドリアは人が活動するエネルギー(ATP)を作り出していますが、ミトコンドリアは段々と機能が衰えてきます。

ミトコンドリアがエネルギーを作るときに、同時に活性酸素も産出されますが、ミトコンドリアの機能が衰えると活性酸素の産出量が増えていきます。

この活性酸素によりDNAに損傷が起こります。

DNAが損傷すると細胞は分裂しますが、細胞はあらかじめ決められた回数しか分裂できません。

分裂回数の限度を超えると、損傷しても分裂ができなくなります

分裂の限界回数は細胞によっても異なります。

脳および神経や心筋の細胞などは、最初からほとんど分裂能をもたないため、細胞の破壊によって直接臓器の老化につながります。

その他のほとんどの臓器は、分裂の限界回数が約50回のため、この回数を迎えることにより、臓器が老化します。

皮膚の表皮や小腸の上皮細胞は細胞は、約5000回ほど分裂できると言われています。

テロメラーゼを活性化して細胞を若返らせる

分裂回数を増やす酵素「テロメラーゼ」を活性させることで、細胞の老化を防ぎましょう。

活性化させるポイント

  • 野菜中心の食事をする
  • 有酸素運動をする
  • 十分な睡眠をとる
  • ストレスを管理する
  • 良好な人間関係をもつ

老化や病気の原因に:慢性炎症

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炎症は健常状態に回復する(恒常性を正常に維持する)ために起こります。

しかし炎症の進行が緩やかに持続する慢性炎症は、生活習慣病やがんを含む加齢関連疾患に共通する基盤病態となっています。

体の酸化:活性酸素によるダメージ

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体が錆びる?

わたしたちは、酸素を呼吸で取り込んで、細胞で体の働きの元となるエネルギーをつくります。

エネルギーと同時に活性酸素もできます。

酸化は、身体を錆びつかせるように、活性酸素が細胞に障害を引き起こすことです。

老化の原因とされるだけではなく、癌や生活習慣病、あらゆる体の不調にもつながっているとされます。

がん予防効果の可能性が高い:デザイナーフーズ

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がんを食事により予防するため、1990年にアメリカ国立癌研究所 (NCI) によって、2000万ドルの予算で開始された計画『デザイナーフーズ計画(designer foods project)』。

食品に含まれる化学物質フィトケミカルを特定して、加工食品に加える目的で、研究が開始されました。

野菜、果物、穀類、海藻類、ハーブ、香辛料などの植物性食品に含まれる数万種類のフィトケミカルのうち、約600種のフィトケミカルにがん予防効果の可能性があると判明しました。

その600種類のうちより、がん予防効果の高い食品、および食品成分を約40種類を「デザイナーフーズ(designer foods)」として公開されました。

その後、1993年に予算カットによりデザイナーフーズ計画はなくなりましたが、フィトケミカルの研究は続いています。

そして、アメリカのがん死亡率は、1991年のピーク時から2016年までの25年間にわたり下がり続けています。

世界保健機関(WHO)の推奨する食事

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世界保健機関(WHO)では、「健康な食事(Healthy diet)」を紹介しています。

健康的な食生活は、栄養障害や非感染性疾患(肥満、2型糖尿病、心臓病、脳卒中、がん、歯科疾患、骨粗鬆症)を予防するのに役立ちます。

不健康な食事と身体活動の欠如は、健康に対するリスクを高めます。

毎日の栄養と生活習慣病の予防のために、WHOが推奨している「健康な食事(Healthy diet)」で、食事で摂りたい栄養素と、避けたい食品を知り、健康に役立てましょう。