飲料水かコーヒーを飲むとやせる
飲料を飲む量が増えた場合に、長期的に体重がどのように変化するか、様々な飲料について調べました。
結果、飲料水とコーヒー、ダイエット飲料は、体重が減少して、糖甘味飲料とフルーツジュースは、体重が増加しました。
それぞれ1日1杯増えると、4年間での体重変化はこのようになりました。
- コーヒー:-0.14kg
- 飲料水:-0.13kg
- ダイエット飲料:-0.10kg
- お茶・紅茶:-0.03kg
- 低脂肪牛乳:0.02kg
- 牛乳(全乳):0.02kg
- フルーツジュース:0.22kg
- 糖甘味飲料(SSB):0.36kg
飲料水の飲む量を長期的に増やすことにより、体重を減らすダイエット効果があります。
飲料水は熱産生を誘発し、代謝率を高める可能性があることが研究により示されています。
「健康的な食事プレート」は、お皿に盛られたもの、お弁当に詰められたものにかかわらず、健康的でバランスのとれた食事ができます。
健康や病気に関する様々な科学的データから、専門家たちによって考えられました。
1皿で健康的な食事
食事において、炭水化物の質は炭水化物の量よりもより重要です。
野菜(ジャガイモ以外の)、果物、全粒穀物、豆などの炭水化物源は、他よりも健康的です。
1/2皿:野菜と果物
カラフルで、種類が豊富な野菜と果物をできるだけ多く盛りましょう。フライドポテトなどジャガイモは野菜に含めません。
1/4皿:全粒穀物
玄米、全粒の小麦、大麦、雑穀、オーツ、全粒粉パスタなどの食品。
1/4皿:タンパク質
魚、鶏肉、豆、ナッツ類などの食品。赤肉(牛肉、豚肉、羊肉、ヤギの肉)はできるだけ控えて、ソーセージなど加工肉は避けましょう。
少量:健康的な植物性油
オリーブ油、キャノーラ油、大豆油、コーン油、ひまわり油、ピーナッツ油などの植物性油。マーガリンなどトランス脂肪が含まれている油は避けましょう。
健康的な脂肪摂取源については、一日あたりのカロリー摂取に占めるどれくらいの割合まで摂取するのが良いのかについては定めていません。
水、コーヒー、お茶
牛乳や乳製品は一日当たり一杯ほどにおさえ、糖分入りの飲料は
糖分入りの飲み物は、カロリーの主な摂取源になるにもかかわらずほとんどの場合、栄養価が低いため避けましょう。
活動的でいる
健康には活動的でいることも大切です。
がんを食事により予防するため、1990年にアメリカ国立癌研究所 (NCI) によって、2000万ドルの予算で開始された計画『デザイナーフーズ計画(designer foods project)』。
食品に含まれる化学物質フィトケミカルを特定して、加工食品に加える目的で、研究が開始されました。
野菜、果物、穀類、海藻類、ハーブ、香辛料などの植物性食品に含まれる数万種類のフィトケミカルのうち、約600種のフィトケミカルにがん予防効果の可能性があると判明しました。
その600種類のうちより、がん予防効果の高い食品、および食品成分を約40種類を「デザイナーフーズ(designer foods)」として公開されました。
その後、1993年に予算カットによりデザイナーフーズ計画はなくなりましたが、フィトケミカルの研究は続いています。
そして、アメリカのがん死亡率は、1991年のピーク時から2016年までの25年間にわたり下がり続けています。